第38話
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の表情をしたエリィがロイドの頬に口付けをした!
「!!!!???」
頬に口付けをされたロイドは混乱し
(エ、エリィ!?)
(おおおおおおおっ!?我輩が睨んだ通り、最高に面白い展開になってきたぜ!!クカカカカカッ!!さすがはロイド!期待を裏切らない奴だ!)
(あら。いきなりこんな大胆な行動に出るなんて、エリィもやるわね。)
メヒーシャは信じられない表情をし、ギレゼルは興奮した後笑い、ルファディエルは微笑ましそうにエリィを見つめた。
「ふふっ、今のは元気づけてくれたお礼よ。……それと……私、負けませんからね、ルファディエルさん。」
混乱しているロイドに頬を赤く染めながら微笑んだエリィは真剣な表情でロイドを見て言った後、ロイドから走り去って行き
(かかかっ!どうやら恋敵に認定されているようだぜぇ?)
(……別におかしな事ではないでしょう?ロイドに最も近しい女性は私なのだから、そう思われても仕方ないわ。)
ギレゼルは笑いながらルファディエルに念話を送り、ギレゼルの念話にルファディエルは冷静に答えた。
「……………」
一方ロイドは口付けをされた頬を手で押さえ、放心していた。
「フフ………キスをされた感覚はどうだったかしら?」
「かかかっ!面白いものを見せてもらったぜぇ?さすがはロイドだな!」
その時、ルファディエルとギレゼルがロイドの傍に現れ、それぞれ声をかけ
「ル、ルファ姉!ギレゼル!ま、まさか今の……見てた?」
声をかけられたロイドは我に返った後、表情を引き攣らせながら尋ね
「見てたもなにも……私達、ずっと貴方の身体の中にいたんだから、そのつもりがなくても見せられたわよ。フフ……セシルにさっきの出来事を話したら、なんて言うかしらね?」
「どうだ〜?女に初めてキスされた感想は?」
「!!!〜〜〜〜〜〜〜!?ちょ、ちょっと外の空気を吸って来る!」
ルファディエルとギレゼルにからかわれたロイドは顔を真っ赤にした後、走って屋上から去って行った。
「クク………そんなチェリーボーイだと、ハーレムを築くのは難しいぜぇ?」
「フフ、ここも外でしょうに………それにしても……ふふっ、どうやらあの子に恋人ができる日が近いかもしれないわね………」
走り去ったロイドを見つめていたギレゼルは口元に笑みを浮かべ、ルファディエルは微笑んでいた…………
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