第6章
体育館裏のホーリー
第110話 集う三狩王
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いの?」
「ああ。なに、この辺に美味いラーメン屋があるから、食いに行こうって話だ」
ラ、ラーメンンンンッ!?え、何!こいつら、わざわざラーメン食いに来たってのかよ!って言うか、そんな事の為に部長のナワバリのこの町にテロリストであるお前達が来たってのかよ!?
「で、たまたま兵藤一誠を見かけたから、ヴァーリがついでだから忠告するってなったんだよ」
……俺への忠告はついでかよ。
「そんな訳で、そろそろ行かせてもらうぜ」
美猴が早く行こうとヴァーリ達に促している時だった。不意に闇夜から人影が近付いて来ていた!
その事にヴァーリ達や冬夜さん達も驚いていた。
あのヴァーリ達や冬夜さん達が驚くって事は、ここまで近付かれるまで気付かなかったって事だろ!一体、何者だよ!?
そして、闇夜から現れたのは……魔法少女のコスプレをした筋骨隆々で頭部に猫耳を付けている漢の娘だった!って、ミルたんじゃねえか!?何故ここに!?
「にょ」
ミルたんが手を挙げて挨拶してきたので、俺も笑顔を引き攣らせながら手を挙げて挨拶を返す。
そのままミルたんは俺の横を通り過ぎ、闇夜の中へと消えて行った。
「……近くに寄るまで気配が読めなかった。頭部から察するに猫又で、仙術を使っていたのか?」
「ちょっと、ヴァーリ!?あんなのと一緒にしないでほしいにゃ!」
「じゃあ、トロルかなんかの類か?……猫トロル?」
「って言うか、私や美猴でさえ気配が読めなかったって、どう言う事よ!?」
ヴァーリ達が本気でミルたんの事について頭を悩ませていた!
違うから!ミルたんはただの魔法少女に憧れる漢の娘だから!
「イッセー君、知り合い?」
「えっと……俺の悪魔稼業でのお得意さんです」
俺は冬夜さんの問いにとりあえずそう答える。
「って事は一般人?となると、ただのコスプレイヤー?にしては、只者ならぬ威圧感を感じたが……ビジュアルのせいか?」
竜胆も首を傾げながら言う。
うん、たぶんそうだよ。あの筋骨隆々の体で魔法少女のコスプレの威力は半端無いもん。
「まあ、この議題の続きはラーメン食いながらにしようぜ」
「それもそうだな」
そう言うと、ヴァーリ達は帰ろうとする。
「じゃあな、冬夜、雲雀、千春。桜花達や焔斬達にもよろしくな」
最後に竜胆が冬夜さん達にそう言い、ヴァーリ達は夜の闇へと消えて行った。
ー○●○ー
あの後、俺と小猫ちゃんは冬夜さん達と一緒に家に向かっていた。
「リン、相変わらず元気そうだったね」
「……相変わらず過ぎるがな」
笑顔で言う冬夜さんに対し、雲雀さんは呆れた様に言う。
俺はふと、気になった事を千春さんに訊く。
「あ
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