第6章
体育館裏のホーリー
第109話 交流戦、始まります!
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え、そちらの方を見れば、屋根に腰掛けている夜刀神竜胆がいた!
「レーティングゲームをするそうだな?」
「ッ!」
「相手はアスタロト家の次期当主」
「それがどうした?」
「奴には気をつけろ」
「何!どう言う事だよ?」
「俺の助言など、リアス・グレモリーは聞く耳持たないだろうから、とりあえず、君に伝えておこうと思っただけだ」
ヴァーリは肩を竦めながらそう言う。
「……わざわざ、そんな事言う為に来たってのかよ?」
俺は未だ警戒を緩めずに訊く。
「まあ、禁手に至った君を一目見ておきたかったてのもあるかな」
相変わらず、上から目線かよ!
「用はそれだけだ。帰るぞ、三人とも」
「あ、待ってくれ、ヴァーリ」
踵を返そうとしたヴァーリを竜胆が呼び止める。
「なんだ、竜胆?」
「悪い、たった今用ができたから、ちょっと待ってくれ」
「用?」
「ああ」
ヒュン!
突然、竜胆目掛けて何かが飛来し、竜胆はそれを人指し指と中指の間で挟んで止めてしまう!
飛んできたのは、鶇さんと燕ちゃんが持っているのと同じクナイだった!
「ご挨拶だなぁ?」
竜胆はクナイの穴に指を入れてクルクル回しながら、闇夜に向けて問い掛ける。
そして、闇夜から赤紫色の髪をした黒ワイシャツ姿の男性が現れる。
俺はその姿を見て驚愕する。なぜなら…。
「もう少し穏やかな挨拶はできなかったのかよ?…………雲雀」
鶇さんと燕ちゃんのお兄さんである風間雲雀さんだったのだから。
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