アクノロギア襲来
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!!」
一人誰かに賛同しているわけでもないのにうなずいていると、カミューニさんがズバッと己の意見を述べてくる。この人口も悪いけど性格も悪いよな?濁そうとか優しさを感じさせるようなことを言わないのかこの人は。
「そ・・・そうですか・・・変・・・ですか・・・?」
彼のドストレートすぎる感想に涙を浮かべるウェンディ。ヤバイ!!これは非常にまずい!!
「大丈夫ウェンディ!!似合ってる!!超可愛いから大丈夫だよ!!」
「シリルぅ!!」
大慌てで言ってるからウソっぽく聞こえるけど、これは本当に俺の本心なんだ。泣きそうになっているウェンディを慰めるように抱き締めながら、彼女をこんな風にした深紅の男を睨み付ける。
ただ、カミューニさんはそれに気付いていないのか、はたまた気にするだけ無駄だと思っているのか、特にこれといったリアクションをせず、ドランバルトさんと何かを話していた。
「お前、もう少し言い方を考えろよ」
「うるせぇな、ロリコンは黙ってろ」
「ロリ!?」
小声で何かを言い合っていたドランバルトさんとカミューニさんだったが、カミューニさんが何か言った途端、ドランバルトさんはショックを受け頭を抱えてしまう。何言ったんだよあの人。
「シャルル〜、ウェンディどうしちゃったの」
「まぁ、ちょっとした決意の表れよ」
ウェンディの髪のことをずっと気になっていたセシリーが一緒にいたシャルルに問い掛ける。シャルルはなぜか胸を張りながらそう答えるので、俺とセシリーはわけがわからず頭を抱えるばかりだ。
「ねぇ、あの残骸って、もしかして・・・」
すると、シャルルが俺たちの周囲に散らばっている冥府の門の本部だったものを指さす。彼女のその言葉を聞いた途端、セシリーのテンションがはね上がった。
「星霊王が来てね!!スバッとあの四角いの一太刀でバラバラにしてね!!よくわかんない人と戦ってね!!ピカッて周りが光ってね!!それでそれで・・・わかんない〜」
「「「「「わかんないの!?」」」」」
興奮しすぎてて何を言ってるのかもイマイチだったけど、彼女もあまり事態を把握できていなかったことだけはわかった。セシリーのそれに突っ込んだ後、ウェンディが俺の腰に回していた手を移動させ、思いきり肩を掴む。
「シリル!!ウォーレンさんは!?」
「へ?」
「ウォーレンさんはどこにいるの!?」
さっきまでの表情から一転し、真剣な表情そのものに顔つきを変えた天竜。ウォーレンさんがどうかしたのかな?
「たぶん、あの中にいると思うけど」
少なくとも俺があの四角い島から飛び降りた時は、まだ中に他の皆さんは残っていたはず。そうなると、ウォーレンさんもきっとあの中にいると思うんだけど・・・
「やっ
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