第42話
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えるならそれもアリかもしれないよ?いざとなればクロスベル以外の安全な避難先も手配できるし。」
「ま、安全を考えるならそっちの方が確実ね。」
「………………………………」
ヨシュアの話を聞いたレンは静かな表情で頷き、ロイドは複雑そうな表情で考え込み
「んー?どうしたの、ロイド?おなか痛くなっちゃった?」
ロイドの様子に気付いたキーアは首を傾げて尋ねた。
「ああ、いや………そうだな。この子がクロスベル以外の出身である可能性は高そうだし………何よりも安全の事を考えたら………」
「………ロイドお兄さん………」
「???」
複雑そうな表情で考え込んでいるロイドをレンは複雑そうな表情で見つめ、その様子にキーアは首を傾げた。
「えっとね、キーアちゃん。しばらくあたしたちと一緒に暮らさないかって話なんだけど………」
キーアと既に親しい関係と思われるロイド達がキーアに事情を説明するのは難しいと判断したエステルはキーアに事情を説明した。
「あ、ううん………キーアちゃんがこっちに引っ越してくる感じかな?」
「ロイド達もいっしょに?」
「うーん。それはちょっと無理かな………でも、そんなには離れてないし、会おうと思えばすぐに会えるわよ?」
「…………………」
エステルの話を聞いたキーアは考え込んだ後
「ゼッタイにヤダ。」
「ガーン!」
笑顔で断り、キーアの答えを聞いたエステルはショックを受けた。
「キーア……」
「あら、あのエステルが子供に振られるなんて珍しいわね。」
一方キーアの答えを聞いたロイドとレンは驚きの表情でキーアを見つめた。
「だってロイドたちと離れるなんてヤダもん。ティオだって、エリィだって、ランディだって、レンだって、ツァイトだって、かちょーだっているし。キーア、ゼッタイに行かない。」
「うふふ、今の言葉をエリィお姉さんたちに後で聞かせてあげたら面白い事になるでしょうね♪」
キーアの決意を聞いたレンは笑顔で答え
「そ、そっか………」
「はは、フラれちゃったね。」
「あらら、エステルちゃんが子供にフラれるなんてすっごく珍しいわね〜。何気にショックを受けちゃってる?」
「う、受けてないってば!はあ……でもショックかも。」
ミシェルに尋ねられたエステルは必死な様子で答えた後溜息を吐いた。
「べつにエステルのことはキライじゃないけど………でも、ヤなもんはヤなんだもん。」
「あはは、ゴメンゴメン。あたしが無神経だったわ。ロイド君達、いいなぁ。こんなに好かれちゃって………」
「はは………何でかわからないんだけどね。この子の知り合いに似ている可能性はありそう
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