第42話
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タシ達受付や遊撃士達の給料が上がったって話は聞いた事があるけど、もしかしてアナタのお陰なのかしら?」
「クスクス、それは”Ms.Lと遊撃士協会本部のみぞが知る”、よ♪それで話を招待カードの件に戻すけど、残念ながら招待カードは譲ってくれなかったわ。”Ms.L”お姉さんも”黒の競売会”に参加するつもりだから譲ることはできないからゴメンねってわざわざ謝ってくれたから、レンも大人しく退いたのよ。」
(結局あんたも持っていたって事じゃない!?)
(まあまあ………)
「まあ、あの競売会には各国の名士達が集まるらしいからね。ゼムリア大陸一の資産家の彼女が興味を示していてもおかしくないわね。」
レンの説明を聞いてレンを睨むエステルを宥めているヨシュアの様子に気づいていないミシェルは納得した様子で頷いた。
「結果的に、君達から聞いた話を横取りした形になっちゃったな………ゴメン、連絡くらいすればよかった。」
「あ、ううん。そっちの方は気にしてないわ。それはロイド君達の頑張りだよ。………でも………確かに問題はキーアちゃんか。」
そしてロイドに謝罪されたエステルは気を取り直して答えた後心配そうな表情でキーアを見つめた。
「ふえ〜?」
「………………」
何故自分が心配そうな表情で見つめられているかの意味がわからないキーアは無邪気に首を傾げ、レンは目を伏せて黙って考え込んでいた。
「察するに、その子の素性を当たってみて欲しいわけね?遊撃士協会の情報網を使って。」
「はい………まさにそれをお願いに来ました。その、依頼料も何とか用意できると思います。」
「ああ、必要ないわ。こういった案件についてはウチは無料でやらせてもらってるの。早速、各地の支部に問い合わせてそれっぽい情報を当たってみるわね。」
「あ、ありがとうございます………!」
「ちなみに、こういう案件の費用は各種の基金や寄付が当てられるんだ。だから、遠慮することはないよ。」
「そ、そうなのか!?」
「うふふ、だからこそ”Ms.L”は遊撃士協会に寄付し続けているのだと思うわよ?」
ヨシュアの説明を聞いたロイドが驚いている中レンは小悪魔な笑みを浮かべた。
「結果が出るまでちょっと時間はかかるけど………まあ、1週間くらいでそちらに連絡できると思うわ。」
「………十分です。どうかよろしくお願いします。」
ミシェルの説明を聞いたロイドは頭を軽く下げたが
「そうだ、何だったら、ウチでキーアちゃんを預かる?一応基金から、保護対象者の生活費なんかも出るんだけど。」
「え………!?」
エステルの提案を聞くと驚いた。
「そうだな……安全のことを考
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