第42話
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なり何するのよ!?)
(エステル、レンが”Ms.L”である事はミシェルさん達にも秘密って事を忘れたのかい?)
(で、でも受付のアイナさん達や遊撃士のアガット達も知っているんだから同じギルドの受付のミシェルさんや同じ遊撃士のアリオスさん達に教えてもいいじゃない。同じ遊撃士の関係者なんだから。第一”結社”もレンが”Ms.L”って事を知っているんだから、隠す必要なんてないじゃない。)
(それでも可能な限り、”Ms.L”の件は秘匿すべきだ。情報を知っている人が多ければ多い分、情報漏洩の可能性は高まる上…………――――キリカさんのように遊撃士協会から去って他の組織に所属とかしたら、下手すればその組織にレンの事が判明してしまうかもしれない。)
(それは………………というか何でそんな頑なに隠さなくちゃならないのよ。レンが単に凄いお金持ちってだけの話じゃない。)
ヨシュアの小声の忠告を聞いたエステルは複雑そうな表情をした後反論し
(”Ms.L”は”単なるお金持ち”ってレベルの存在じゃないんだ。各国の大企業や多くの企業に対して絶大な権限を持つ人物………言い換えればその国の経済操作や技術操作、それに技術泥棒だって合法的に可能になるんだから、様々な立場の人達―――特に権力者は絶対に手中にしたい存在だ。)
(幾らなんでも大げさすぎだと思うんだけど………)
ヨシュアの説明を聞いたエステルは呆れた表情で溜息を吐いてレンを見つめた。
「………?二人ともどうしたのかしら?」
二人の様子が気になったミシェルは不思議そうな表情で声をかけた。
「ちょ、ちょっとね。話を戻すけどレン。”Ms.L”と親しい関係のアンタだったら、招待カードも貰っていたんじゃないの?」
「ハアッ!?”Ms.L”って、ゼムリア大陸一の資産家って言われているあの正体不明の資産家でしょう!?レンちゃん、今の話は本当なのかしら?」
「(あら……嘘が苦手なエステルがつく嘘の割にはまともな嘘ね。)ええ、以前仕事で偶然知り合う事があってね。その時にレンの事を信用ができて今後も関係を保ち続けたい人物だと判断したのか、”Ms.L”のお姉さんには色々と懇意にしてもらっているの♪」
エステルの話が嘘だと知らずに驚いたミシェルは信じられない表情でレンを見つめ、嘘をつく事が苦手なエステルがまともな嘘をついた事に心の中で意外に思ったレンは笑顔でエステルの嘘をフォローし
「ハ、ハハ………」
「???」
その様子をロイドは冷や汗をかいて苦笑しながら見守り、キーアは首を傾げていた。
「ハア〜……まさかあの”Ms.L”とアナタが知り合いだったなんてね〜。そう言えば”Ms.L”が毎月遊撃士協会本部に莫大な金額の寄付金を寄付し続けてそのお陰でア
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