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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第三十一話 自由惑星同盟は変わります。
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ない」
物騒なことを本人の前で言うわね、ま、私も人のこと言えないか、とカロリーネ皇女は苦笑した。
「アンドリュー・フォークが死亡して、コーネリア・ウィンザーも死亡したのだから、自由惑星同盟が帝国領に侵攻するということはなくなったのかもしれない。でも、わからないわね。第二のフォーク、第二のコーネリア・ウィンザーが現れれば、結局同じ道をたどることになるんだから」
カロリーネ皇女殿下はそう言った。その通りだとアルフレートも思う。結局のところ、原作に置いて、帝国領侵攻作戦を思いついたのが、たまたまフォークという人物であり、そしてそれを熱烈に支持したのが、たまたまコーネリア・ウィンザーという人物であっただけのことだ。130億人いる自由惑星同盟のうち、誰かが同じようなことを考えつかないとも限らない。それを、殺人者はわかっているのだろうか・・・・。
その通りです、とアルフレートは肯定して、話を進める。
「一連の殺人者を便宜上Aと言いますが、つまりこのAは自由惑星同盟を強化することに腐心しているというわけですね。おそらく今回のハイネセン付近での移動要塞建設のニュースもAが動かしたことなのでしょう」
となると、そのスタッフの中にAがいる可能性があるか、とカロリーネ皇女が端正な顔を曇らせた。
「で、どうするの?」
「どうもしません。今のところはこちら側には手出しをできるコネクションも、実力もないのですから」
「放置しておく、か。でもそれもいいかもしれないわね。原作と違って自由惑星同盟がイゼルローン要塞級の要塞を持ち、18個艦隊を整備し、出来の悪い指揮官も無能な後方の評議会議員も淘汰してしまえば、帝国と充分渡り合える余地があるわ」
カロリーネ皇女殿下が不敵に笑ったが、それもすぐに引っ込めてしまった。
「とまぁ、戦争好きな人なら考えそうだけれど、私はパスかな。正直ラインハルトに対して特に恨みもないし。向こうがこっちを狙うんなら話は別だけれど、そんなことはないと思うな。原作じゃエルヴィン・ヨーゼフも放置していたほどだしね」
「では、どうして士官学校に入られたのですか?」
「自分の身を守るためよ。護身術くらい身につけておかなくちゃ、この先対処できないでしょ。・・・大丈夫よ。そんな顔をしないで」
皇女殿下はそっとアルフレートの両肩に手を置いた。
「あなたもそう。私のせいでこんなことになって、ごめんね。対ラインハルトなんて考えはもういいから、あなたはあなたの道を進んでちょうだい。それが前世の『お姉さん』からのアドバイスよ」
アルフレートは思わず笑っていた。
「大丈夫です。私も士官学校に入り、軍人になったのは、自分の身を、そしてあなたを護りたかったからですよ。皇女殿下」
はっとカロリー
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