プロローグ
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りは出来ないのだから……
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話を戻して……俺は過去を捨てたと同時に名前も捨てた。以来ずっとその状態で生きて来たけど、ある時俺を“夜のように暗闇に閉ざされた空間を白夜の如く照らす薄明の斬撃。”って誰かが言うようになってからは“白夜”と名乗るようにして、犯罪者や詐欺師にテロリストに,更に武装集団や悪徳企業に法で裁けない政治家共を人からの依頼で殺し、その依頼で受け取った報酬で生計を立てながら生きるような暮らしをしながら世界各地を転々としている。
全てはこの世から闇を消す為に……そして俺を救ったあの人を越える為に……
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一夏改め白夜SIDE
そんな生活を始めてから一年ぐらい経ってある日。俺はある大臣の暗殺の依頼を受けてドイツに足を運んで街中を歩いてた。
俺は名を捨てた身である以上は国の出入りは簡単なモノじゃない。けれど俺は偽装パスポートに偽装ビザを持ってるからそんなのは容易い事だ。加えて言うならクレジットカードも偽装だし携帯も偽名登録されてるから素性を知られる危険性はそう無い。
けど……
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≪カッカッカッ……≫
明らかに誰かに尾けられてるな。しかも一人じゃない、少なくとも10人は居る。もう俺の事を嗅ぎつけたのかと思ったけど何処か気配が違う。一体何だろうか?
けれどこのまま尾行されるのは流石に厄介だ。第一として、仕事現場を見られたら面倒な事になる。
白夜「おい、俺を尾けてる奴ら……出て来いよ…ハッキリ言うと、このまま尾行されるのは面白くないからな……」
「ほ~う、我々に気付くとはな。流石は世界を股に掛ける殺し屋だな」
後ろを向いてそう言うと、大きな剣を手に取るドイツ軍の軍服の来た女性と複数のISが空に現れた。
白夜「ドイツの第3世代IS……って事はドイツ軍特殊部隊の〈シュヴァルツェ・ハーゼ〉の連中か。んでそっちは__」
千冬「一夏…一夏なのか??私だ、織斑 千冬だ!何故お前がここに居るんだ??」
チッ……黒ウサギ部隊はともかく何で織斑 千冬が居んだよ?また面倒な奴らに鉢合っちまったな。けれど、事はなってからじゃしゃあないけどな……
千冬「白夜と名乗る輩がドイツの国防大臣を殺すそうだから気を付けるよう言われてたが、なんで…なんでお前がここに……?」
ヤレヤレ……おおかた予想はついてたが、よりによってこんな面倒な奴らが用心棒とはついてねぇな……
千冬「どうしてお前がここに居るんだ?答えろ一夏!」
ウゼェな……俺をそんな名で呼ぶなんてな……聞いててむしゃくしゃするぜ……
白夜「一夏、誰だソイツは?俺の名は白夜だ、記憶し
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