第35話
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ディエルを諌めようとした。
「クッ………勝手にしろ!!だが、アルカンシェルの警備は我々一課が指揮させてもらうぞっ!!」
一方ダドリーはルファディエルを睨みながら怒鳴り
「ええ、構わないわよ。私達は独自で動くからそちらの指揮下に入るつもりは最初からないし。」
「フン!貴様はともかく、他のボンクラ共はこちらから願い下げだっ!」
余裕の笑みを浮かべて答えたルファディエルの言葉に鼻を鳴らした後、ロイド達を睨んで怒鳴り、そして傍に駐車してある車に乗って運転をして、どこかに去って行った。
「全く……頭が固い所も相変わらずね。」
ダドリーが運転する車が去った後ルファディエルは呆れた表情で溜息を吐き
「そんな事より一課の捜査官にあんな事を言うなんて無茶苦茶だよ、ルファ姉………」
「その………怒りのあまり、一課がアルカンシェルの警備を放りだす事は考えていなかったのですか?」
ロイドは疲れた表情で溜息を吐き、エリィは疲れた表情でルファディエルを見つめて尋ねた。
「ああ、それは大丈夫よ。あの男は感情と仕事は別だと考えているし、第一”銀”が現れるかもしれないという一課にとって極上の”餌”をほおっておく訳にはいかないでしょう?」
「……………………」
「こ、断らない事は最初から把握済みだったんですね………」
そしてルファディエルの話を聞いたロイドは口をパクパクし、エリィは冷や汗をかいて表情を引き攣らせて呟き
「いや〜、相変わらず素敵ッスよ!」
「さっきのメガネスーツさんの悔しそうな顔は見物でしたね……導力カメラで写真にとっておけばよかったです。」
ランディは嬉しそうな表情でルファディエルを見つめ、ティオは静かな笑みを浮かべ
(あわわ………まさかセティ姉さんを超える恐い人が上司だなんて……!)
(しっ!聞こえますよ!)
シャマーラは表情を青褪めさせて呟き、隣で聞いていたエリナはシャマーラに忠告したが
「……2人とも、聞こえていますよ?」
「「ひっ!?」」
すざましい威圧感を纏い微笑みを浮かべているセティに見つめられ、悲鳴を上げた。
「………ルファ姉。ちなみに本当に一課を”囮”にするつもりなの?」
そして気を取り直したロイドは真剣な表情でルファディエルに尋ねた。
「ええ。『敵を欺くにはまず味方から』って言うでしょ?一課の警備で”犯人”が油断して、隙を見せる可能性が高いと思うわ。」
「”犯人”………?」
「何だか”銀”以外に犯人がいそうな口ぶりですね……?」
ルファディエルの説明を聞いたロイドは不思議そうな表情をし、ティオは真剣な表情でルファディエルを見つめて言った。
「ええ、そうね。私は”銀
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