第35話
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……!?」
「おいおい、なんでそうなる!?」
「あたし達の事件を横取りする気!?」
ダドリーの話を聞いたロイドは驚き、ランディとシャマーラはダドリーを睨んで言った。
「どうやら状況を判断する限り”銀”が実在するのは確かだろう。”黒月”の動向にも気を配りつつ姿無き謎の暗殺者の手からイリア・プラティエを守りきる………そんな真似がお前達にできるのか?」
「くっ………」
「……人手がなければ難しいかもしれませんね。」
ダドリーに嘲笑されたロイドが悔しそうな表情で唸り、ティオが静かな表情で呟いたその時
「………いくらなんでもそれはやりすぎじゃないかしら?」
人間の姿のルファディエルがロイドの傍に現れた!
「なっ!?………フン、そう言えば貴様の正体は天使でバニングスの御守をしているのだったな………それで?今の命令のどこがやりすぎだというのだ。」
ルファディエルの登場に一瞬驚いたダドリーだったがすぐに気を取り直して、ルファディエルを睨んだ。
「ロイド達をボンクラ扱いしたのも聞き逃せないけど、それよりロイド達が引き受けた事件を横取りするのはさすがにやりすぎね。」
「フン、ならば貴様は”銀”の手からイリア・プラティエを守りきれるというのか?」
ルファディエルの話を聞いたダドリーは嘲笑したが
「フフ……少なくとも貴方達みたいな予測可能な動きしかできない頭が固い人達よりは守りきれる可能性はあるわ。」
「なんだと……!?」
余裕の笑みを浮かべて言ったルファディエルの言葉を聞き、ルファディエルを睨んだ。
「どうせ貴方達の事だから、アルカンシェルの新作の披露の際に警護をして、その際に”銀”を捕えようとしているのでしょう?……”銀”の話を聞いていて感じたけど、今回の暗殺者に普通の警備は通じないわよ。いかなる厳重な警備をしても……ね。」
「我々一課を愚弄するか………!ならば貴様はどのようにして捕えるというのだ!?」
「フフ……貴方達一課の警護を”囮”にして今回の事件の”犯人”を捕えるつもりだけど………そちらは二の次で本命は狙われている”人物”の命を守る事が先決ね。」
「なっ!?我々一課が貴様らの”囮”だと……!?ふざけるなっ!何様のつもりだ、貴様!」
ルファディエルの話を聞いたダドリーは驚いた後、ルファディエルを睨んで怒鳴った。
「あら。嫌なら貴方達は貴方達で他の事件の業務についていいわよ?アルカンシェルから頼まれているのは私達の方なんだから。人手だって、ロイド達が契約している異種族達にも手伝ってもらえれば、今の倍以上に増やす事はできるから十分よ。むしろ貴方達は私達にアルカンシェルに警備に付く事の許可を取り次いでもらうよう、頼む立場よ
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