第31話
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の話だ。―――まあ、そういうわけで何のかかわりもねぇ話ってことだ。クク………わかったか、坊主ども?」
「…………………念の為、脅迫状の現物を確認してもらってもいいですか?」
ガルシアに言われたロイドは考え込んだ後、ガルシアを見つめて尋ね
「ハ………まあいいだろう。よこせ。」
「………これです。」
ガルシアの返事を聞き、脅迫文をガルシアに渡した。
「はん………なんだこいつは。確かにイリア・プラティエの公演を妨害したいみてぇだが………ん………!?」
脅迫状の内容を読んだガルシアは眉を顰めていたが、ある部分を見て意外そうな表情をした。
(え………!?)
(何か気付いたみたい………)
ガルシアの様子を見たロイドは驚き、エリィは真剣な表情をしていた。
「………………………」
一方ガルシアは黙って考え込んだ後、ロイドに脅迫状を投げ返した。
「………フン、くだらねぇな。脅迫状というよりは単なるイタズラじゃねえのか?」
「え………」
「おいおい………」
「何か心当たりがあるような反応でしたけど………?」
そしてガルシアの答えを聞いたロイドは驚き、ランディは目を細め、エリィは真剣な表情で尋ねたが
「フン、何のことだ?手紙の文面についてもまったく心当たりはねぇな。ま、少なくともウチの会長が書いたんじゃねえのは断言できる。クク………とんだ無駄足だったなぁ?」
ガルシアは余裕の笑みを浮かべて何も答えず、嘲笑しながらロイド達を見回した。
「……………………………」
(チッ………何か知っていそうだが………)
(聞き出すのは難しそうですね………)
「………話はわかりました。ところで、今の話を会長さんから直接お聞きできないでしょうか?」
「は………?」
しかしロイドの質問を聞き、呆けた表情をした。
「ああ、確かにそういった話は本人から直接聞きたいもんだな。それとも留守にしてんのかい?」
「………………」
そしてランディの話を聞いたガルシアは黙ってロイド達を見回した後
「ははははははッ!」
大声で笑った後、足で机を大きく蹴った!
「………!」
「……………」
(なに、やる気なの!?)
(返り討ちにして差し上げます!)
(落ち着きなさい、2人とも!)
ガルシアの行動にエリィは内心恐怖を感じながらも表情に出さず真剣な表情でガルシアを睨み、ティオは慌てた様子もなく静かな表情でガルシアを見つめ、シャマーラとエリナは小声で呟き、それを聞いたセティが2人を諌めた。
(なんだい。脅しで誤魔化すとか器の小さい野郎だねぇ………)
(つまんねー脅し方だな………)
一方エルンストとギ
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