第29話
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てきちゃった。」
「そ、そんなにか?うーん、雑誌とかで見る限り確かに美人だとは思うけど………」
エリィの様子を見たロイドは戸惑い
「………ちょっと楽しみです。」
「フフ、そうですね。」
ティオとエリナは静かな笑みを浮かべた。その後ロイド達は歓楽街にあるアルカンシェルを訪ね、劇場の支配人に事情を話した所イリアは現在舞台で練習しているとの事で、許可を貰い、舞台の観客席に入った。すると踊り子のような衣装を着た金髪の女性が激しい動きや踊りをしていた。
〜アルカンシェル〜
イリアが踊りを終えるとどこからか拍手の音が聞こえて来た。
「あら………?」
拍手に気付いた女性が首を傾げたその時、ロイド達が舞台の最前列で見ているリーシャとスーツ姿の男性に近づいてきた。
「あ、皆さん。」
「す、すみません。お邪魔してしまって………その………な、なんて言ったらいいか………」
「……あ、あの………す、すごかったです………!」
「はは………ちょっと魂抜かれかけたぜ。」
「………素晴らしいものを見せて頂きました。」
「はい。あれほどのもの、初めてみました。」
「凄い、凄い!とっても凄かったよ〜!」
「………とてもいいものを見せていただき、本当にありがとうございます。」
ロイド達はそれぞれ興奮した様子で女性を称えた。
「ふふ、ありがと。」
ロイド達の称賛に女性は微笑んだ後跳躍して舞台を降りてロイド達の前に降り立った。
「ま、完成というにはまだ程遠い状態なんだけどね。」
「ええっ!?」
「ま、まだ上があるんですか………?」
「あれほど素晴らしいものにさらに上があるなんて……!」
そして女性が呟いた言葉を聞いたロイドはエリィ達と共に驚き、ティオとエリナは信じられない表情をした。
「あったりまえじゃない。このシーンはあくまで冒頭の”太陽の姫”だけのシーン。これに”月の姫”が加わることで何倍にも相乗効果が生まれる………最後のクライマックスシーンは今の数十倍は凄いと思うわよ〜?」
「ごくっ………」
「す、凄いッスね…………」
「そ、想像すらできません………」
不敵な笑みを浮かべた女性の話を聞いたロイドとランディは唾を呑みこみ、エリィは疲れた表情で呟き
「ねえねえ、セティ姉さん!今からアルカンシェルのチケット買おう!?」
「……そうですね。私も今のを見て本気で見たくなってきました。ランディさんの話では1ヵ月先まで席が埋まっているとの事でしたが………それだけ待っても見るべきですね。」
シャマーラははしゃいだ様子でセティにねだり、ねだられたセティは考え込んだ後微笑み
(あ、あの………私も
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