インターミッション〜キーア〜 第41話
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けた状態のキーアを見たロイド達は感心の声をあげた。
「どう!?」
「ああ………可愛いよ。凄くキーアに似合ってるぞ。」
「ほんとー!?ねえねえ、ランディとかちょーもかわいいと思う?」
ロイドの答えを聞いたキーアは嬉しそうな表情をした後、ランディとセルゲイに尋ねた。
「おー、かわいいかわいい。」
「うむ、悪くないな。」
「えへへ………」
ランディとセルゲイの褒め言葉にキーアが嬉しそうな表情をしたその時、エリィ達が部屋に入って来た。
「ふふっ、さっそくお披露目してるみたいね。」
「………まだ色々と着て欲しかったですけど。」
「エリィお姉さんもそうだけどティオも過保護ねぇ。あんまり過保護にするのはキーアの教育に悪いと思うのだけど。」
キーアの様子をエリィは微笑ましそうに見守り、残念そうな表情で呟いたティオにレンは呆れた表情で指摘し
「………ぬいぐるみはまだしも、デパートやイメルダさんの店で高価なアクセサリーを片っ端から買って来たレンさんにだけは言われる筋合いはないのですが。キーアが今身につけているアクセサリー……確か二つとも相当高価なものでしたよね?」
レンの指摘を聞いたティオはジト目で反論した。
「エリィ、ティオ、レン!ロイド達がかわいいって!」
「ふふ、良かったわね。」
「うふふ、むしろ可愛くないなんて思う人達なんていないわよ。」
「まあ、ロイドさんならキーアがどんな服やアクセサリーを見に着けても可愛いと言いそうですけど………」
嬉しそうにしているキーアの様子にエリィとレンは微笑み、ティオは静かな表情で呟いた。
「そんな事は………まあ、あるかもしれないけど。」
「ハハ、親バカ丸出しだな。うーん、しかしキー坊が来てまだ1週間しか経ってねぇのか。」
「ふふ………何だか信じられないわね。そういえば………警察本部からの連絡は結局どうだったんですか?」
「何でもルバーチェの方から打診があったとか………?」
「ああ、それなんだが………」
「……ランチの時にでもおいおい説明させてもらうよ。」
その後ロイド達は昼食を取りながら、エリィ達にルバーチェの”手打ち”を説明した。
「なるほど……一応、マフィアの心配は無くなったみたいですね。」
「ただ、根本的な問題は残ったままですが………」
「………………」
事情を聞いたエリィは明るい表情をし、ティオは複雑そうな表情で考え込み、レンは静かな表情で黙り込みながらキーアを見つめていた。
「ああ、完全にこっちに丸投げされた形になったな。」「とにかく肝心なのは記憶と素性についてだけど………―――なあキーア、やっぱり何も思い出せないか
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