2巻
対勇者戦(1)
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に驚いたのは何も高志だけではなく、見学にいた斯波と澪&万理亜も初めて見る鎧化によって目を奪われていた。いくら西方を守護する役目を担う白虎は守るべき領域内に脅威となる敵だったとしても、白虎の力が発揮するかは分からないだろう。高志は感じなくとも白虎は無意識で感じていた、神族で上位神の女神雪音のオーラだと言うのをな。
「・・・・行きます」
「来い!」
「私の鎧が勝るか貴方の霊槍が勝るかは、戦闘によって分かる事です」
「ぐっ・・・・なっ!?」
深雪は近接格闘術である徒手空拳での戦闘に対して高志は、咄嗟の判断で防御を選択したが『白虎』の柄で深雪の蹴りを防いだと思えば想像以上のパワーによって受け止められず、高志は宙を横へと吹っ飛んだ。建物の壁にぶつかるが、直前に足でバネのようにしてから電光石火の如く深雪に向かう。が、深雪の姿が見えないと思えば、既に後ろに居た事に気付いた。
「欠伸が出る程遅いですね、本当に貴方はスピードタイプなのですか?」
「舐めんな!」
『白虎』をガードとして使った後、一度後方へ退避してから槍の先を深雪に向けて行くが槍の先を片手だけで防がれてしまった事で驚愕をする高志だった。そして霊槍の柄を持ち、そのまま三連衝撃拳で殴った事で後から高志の内に衝撃が広がり血反吐を吐いた。回避ばかりしていたかと思えば、逆に懐へ入られてしまったと言う隙が生んでしまったので驚愕と共に血反吐が出るぐらいに。
「ゴホッゴホッ・・・・何故だ、先週だと何も感じなかったオーラだから自分で倒せる程だと思っていたが勘違いだっただと?」
「私の力はこれでも手加減しています。最も私やお兄様が本気を出せばどうなるか、貴方も分かるはずですよ。そろそろ貴方が持つ『白虎』の力とやらを見せてほしいのですが」
「・・・・なるほど、今までお前を舐めていた俺だが今度は本気を出すから後悔するなよ」
「どうぞ、私に傷一つ負わせる事が出来たらの話ですが・・・・」
高志は反撃と言う刺突と斬撃を直線と曲線の攻撃を繰り広げながら、深雪を追い詰めようとしていたが手応えのない下からの斬り上げだった。『白虎』の刃を先程のようにして受け止めていたようで、高志はA級からS級へと認識変更をしてから『白虎』の力を使う。
「・・・・唸れ『白虎』」
周囲に旋風が発生し、深雪を後方斜め上へと吹き飛ばそうとしていたが逆にその力を使ってドラゴンの翼を使って飛行。そんで高志より上にて静止した事で、『白虎』は全てを薙ぎ払う豪風を生み出したとしてもそれは深雪にとって礼をしているとも言える。一方的な攻撃をしていたのは、何も深雪だけではなく一真のその中の一人でもある。
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