暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
―卒業デュエル―
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う訳ではないですーノ。効果を発動し、カードを一枚伏せてターンエンドナノーネ」

「ヘヘ、先生。呼び方がドロップアウトボーイからシニョールになってるぜ。ドロー!」

「……うるさいノーネ!」

 《カードガンナー》の効果を発動し、デッキからカードを三枚墓地に送ると、リバースカードを一枚伏せてターンを終了する。《カードガンナー》には攻撃力を上げる効果はあるが、その上がった攻撃力が維持されるのはエンドフェイズ時まで――つまり、ストーム・ネオスの前にクロノス先生を守るモンスターは、攻撃力が僅か400の《カードガンナー》のみ。

 ともすれば、あのリバースカード。いかにも攻撃を誘っている中でのあのリバースカードは、ストーム・ネオスの効果で破壊すればいい、という単純な話でもなく。

「さあ、どうするノーネ」

 何故ならストーム・ネオスの効果は、その名の通りに《大嵐》。ひとたび発動してしまえば、自身を維持する《ネオスペース》までも破壊してしまう。それでもストーム・ネオスの効果を発動するか、クロノス先生の嫌らしい笑みとともに問われた質問に、十代は一瞬だけ沈黙し。

「……ストーム・ネオスの効果発動! フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する!」

 十代が選択したのは効果の発動。ストーム・ネオスの発した嵐は、先のようにフィールドの魔法・罠カードを全て破壊していき、フィールド魔法《ネオスペース》が崩壊していく。そしてクロノス先生が伏せていたリバースカードにも、例外なくその旋風は迫っていき。

「チェーンしてリバースカード《ハイレート・ドロー》! 自分の機械族モンスターを全て破壊し、その数だけカードをドローするノーネ!」

 クロノス先生のフィールドに伏せられていたのは、ストーム・ネオスを迎撃するためのカードではなく。自分フィールドの機械族モンスターを破壊し、その数だけドローする罠カード《ハイレート・ドロー》であり、そのカードにより《カードガンナー》は破壊される。

「さらに《カードガンナー》は破壊された時、カードを一枚ドロー出来るノーネ」

 さらに破壊された際に発動される《カードガンナー》の効果も併せて、クロノス先生は二枚のカードをドローしてみせる。またもやフィールドががら空きにはなったものの、フィールド魔法《ネオスペース》を代償としての発動が正しかったかは……

「……バトル! ストーム・ネオスでダイレクトアタック!」

「墓地の《超電磁タートル》の効果! このモンスターを除外することで、バトルを終了させるーノデス!」

 そして肝心のストーム・ネオスによる攻撃も、《カードガンナー》によって墓地に送られていたモンスター《超電磁タートル》により、バトルフェイズを終了させられる。つまるところクロノス先生は最初か
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