第40話(2章終了)
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。改めて話は付けさせてもらう。そっちはそっちで状況を整理しておくんだな。」
「グッ………」
溜息を吐いた後、目を細めたセルゲイの話を聞いたガルシアは悔しそうな表情をした。
「特務支援課、撤収!とっとと全員乗りやがれ!」
「はいっ!」
セルゲイの指示に頷いたロイドはキーアを抱き上げて仲間達と共にボートに飛び乗り、最後にツァイトが素早い動きで乗り込み、ロイド達を乗せたボートは発進して去って行った!
「ああっ………!」
「くっ………他にボートはないのか!?」
「ぐうううううう〜ッ………うおおおおおおおおおおおっ!!」
マフィア達が慌てている中、ガルシアは仰向けに倒れた状態で夜空を睨んで悔しそうな表情で大声で叫んだ!
〜ハルトマン議長邸〜
一方その頃、オークション会場は一向にオークションが始まらず、更に自分達を会場から出さないようにしている事に招待客達が壇上にいるマルコーニ会長とハルトマン議長に文句を叫んでいた。
「み、皆さん、ご静粛に!少々ハプニングはありましたが予定通りオークションを開催して――――」
対するマルコーニ会長は慌てながら招待客達を宥めようとしたが
「それより、先程の銃声や爆発音はいったい何だったのかね!?」
「わ、我々を誰だと思っている!」
「こ、事と次第によっては自治州政府に抗議しますわよ!」
招待客達は怒りの表情でマルコーニ会長達に文句をぶつけていた。
「どうか、どうか落ち着いて……!」
「フン、使えん連中だ………よりにもよって私の顔に泥を塗るとは………」
マルコーニ会長が慌てている中、ハルトマン議長は不愉快そうな表情をした後、去って行き
「ハ、ハルトマン議長!?一体どちらへ………ど、どうか待って下され!」
ハルトマン議長の行動にマルコーニ会長は表情を青褪めさせ、さらにハルトマン議長の退出に続くように招待客達は次々とオークション会場を出て行った。
「フフ……競売会もお流れですわね。少々アテが外れてしまったけど………面白いものが見られたから良しとしましょうか。」
その様子を見守っていたマリアベルは口元に笑みを浮かべて見つめていた。
〜ミシェラム・街区〜
一方その頃、レクターは湖を見つめていた。
「……行っちまったなァ。んー、できればもうちょい本格的に遊びたかったが………ま、あの辺りで我慢しておくか。」
去っていくボートを見つめたレクターが独り言を呟いたその時
「………我慢も何も、好き放題にやっていたのではなくて?」
なんとキリカがレクターに近づいてきた。
「鉄血宰相とハルトマン議長の間に作られたパイプ………その繋ぎ
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