第40話(2章終了)
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……!」
「ガルルルルゥッ………!!」
「ぎゃっ!?」
「うわっ!?」
軍用犬達の行動に戸惑っているマフィア達に電光石火で攻撃し、湖面に落としたり、地面に叩き付けた!
「チッ、犬コロが………!」
それを見たガルシアが舌打ちをしたその時一隻のボートが波止場に近づき、ロイド達の傍に停泊した!
「……グズグズすんな。とっとと乗りやがれ。」
ボートの運転手―――セルゲイは運転席からロイド達を見上げて指示をし
「課長………!」
「わぁ、ぼーとだぁ!」
「ナイスタイミングです………!」
セルゲイの登場にロイド達は明るい表情をし
「行かせるかああああああっ!!」
その事に気付いたガルシアはロイド達に攻撃しようとしたが
「させん――――雷電!!」
「グアッ!?銀………貴様―――――――――――ッ!!」
銀が放った2本の雷がこもったクナイがガルシアの両足に命中し、雷撃によってガルシアは転倒させられたガルシアは足に伝わるダメージや雷を受けた事による痺れ、そして今までの戦闘によって負った傷によって立ち上がる事はできず、怒りの表情で叫んだ!
「フフ……今宵はこれまでだ。―――さらばだ。」
そして銀は口元に笑みを浮かべて呟いた後空間の中へと消えて行き
「もう俺達の手助けは必要なさそうやし、俺達もこれでサヨナラさせてもらうわ。」
「俺達の依頼人の別命が来るまではまた共闘する機会もあるだろう。その時までには僅かでも現役の頃の強さを取り戻す事だな、”闘神の息子”。」
銀に続くように二人はそれぞれロイド達に別れの言葉を告げた後素早い動きで地面に倒れているガルシア達を飛び越えて去って行った。
「悪いな、オッサン………今回は付き合えなさそうだ。それより………アンタら知ってたのか………?”人間の子供”を競売会に出品しようとしてたのを……」
銀達が撤退した後、ランディは地面に倒れているガルシアを見下ろして尋ね
「なにィ………!?」
尋ねられたガルシアは目を見開いた。
「………この子は、出品物の部屋にあった革張りのトランクに閉じ込められていた。それが何を意味するのかあんたにはわかっているのか………?」
「ふえ〜?」
「な、なにをフカシこいてやがる!あのトランクにはローゼンベルクの人形が………!」
ロイドの問いかけの意味がわからないキーアが首を傾げている中、ガルシア困惑の表情で叫んだ。
「まあ、でも事実だからねぇ。事と次第によってはタダじゃ済まないんじゃない?」
ガルシアの言葉を聞いたワジは静かな笑みを浮かべて指摘し
「やれやれ………妙な事になってるみたいだな。―――ルバーチェの
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