暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
仮面ライダーSPIRITS 〜昭和って便利だよね〜
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ろなんにしろ」?こんなことするのはバダンしかいないんじゃ?」

「そうなんだが・・・」

「ガウ・・・ここ、バダンの空間と違う」

アマゾンが何か釈然としないように言った。


「アマゾンのこう、野性じみた・・・というか野性の勘はバカにできない。彼には何か感じるところがあるんだろう」

敬介が説明を入れる。

良は合点がいったようだ。
かといって何が進展したわけでもない。

「とにかく待つしかないってこと・・・か」




「いやいやいや。そんなに待たなくてもいいぜ?仮面ライダー諸君」




『!?』

どこから声がした。

「みんな、あっちだ!!!」

洋が気付き、皆を促す。

その指がさす方向。
そこには「奴」がポツンと立っていた。

「貴様、バダンか!!!」

志郎が叫ぶ。
それに対してどーでもいいように「奴」が答えた。

「バダン?ああ、あんな雑兵と一緒にしないでくれよ。こっちが狙ってんのは「世界」なんだから」

「奴」の言うことは彼らには理解できない。
それでも「奴」の言葉は続く。

「いや、実はそこのZXだけでもよかったんだけどさ、かつての最主要人物がここまでいると不安だし・・・だから全員まとめて殺ることにしますた」

「な!?」

「まあ、さ。だからこう・・・・死んどけ」


ズズズズズズズズズズ・・・・・


「奴」の体が地面にトプン、と沈み消える。

そして地響きとともに大地が揺れ、10人の真ん中が盛り上がっていく。
そこから巨大な「奴」が盛り上がっていく。

皆がバラバラになりそこから離れる。

「奴」の全身があらわになる。
身長は40メートルほど。
姿かたちは全く変わらないが、あまりにもでかすぎる。


「コイツッ!!・・・!?」

一文字が悪態をつき、その表情がきつくなる。

「良!!!!!」

叫んだときにはもう遅かった。

良が転がった先で体勢を整えようとしているところに、「奴」の巨大な拳が迫る。
変身も間に合わない。

その拳は確実に彼を粉砕してしまう!!!!


皆が良の名を叫ぶ。
しかしその拳は止まらない。ここにいる誰にも、止めることはできない!!!



[Gate Open---KAMEN RIDER SPIRITS]



バチィ!!!!


そんな状況において、その拳は弾かれた。
世界最強の男の襲来を告げるその門によって。

「蒔風ぇ!!!!」

「おいおい・・・いきなり展開クライマックスかよ」

「お前は?・・・・」

「オレは蒔風舜。説明している暇はないみたいだな・・・今回はこれで」

蒔風が良の額に指
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