暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ひぐらしのなく頃に 〜「奴」殺し編〜
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そして止まっていた時間が動き出した。

「奴」には何が起きたかなぞわからない。
急に放り出されたようなものだ。
どっちが上かもわかるまい。

ヴォン、ガゴン!!!!


そして蒔風が「奴」を切る。
「奴」の切られた部分から金の粒子が噴き出してくる。

「願い、願い!!!こんな純粋な願いは初めてだ!!!さあって、消えちまいなこのやろう!!!!」

「う、うわああああああああああああ!?」

「毎回毎回ボコボコにされてから、必死の逆転ばっかしてんだ!!!今回くらいは楽に勝たせろや!!!!」


ギュォア!!!ドゴオオオアアアアア!!!!!!!


「奴」が爆散四散し、消え去る。
そして蒔風が降りると、みんなが出迎えてくれた



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「まさか翼人とは思わなかったのですよ」

「羽入、知ってるのですか?」

蒔風が次の世界に行く見送りで、羽入が言った。

「翼人とは、ボク達の一族の救い主なのですよ」

「えっ!?」

「梨花には前に話しましたが、ボク達も元はと言えばこの世界の住人ではありませんでした。この世界に辿り着くまで、ある翼人に助けてもらったことがあるのですよ」

「でもそりゃ俺のとは別の翼人だぜ?」

「それはわかってるのです。彼はもっとかっこいい顔でしたのですよ」

「・・・・オレは?」

「フツーですね。無いとパッとしませんです」

「・・・・・・・・・・」

「だ、大丈夫だよ!!」

「そ、そうですわ!!」

「で、もう行くんですか?」


圭一が聞いてくる。

「ああ、次が楽しみでしょうがねえよ」

「がんばってくださいね」

「応援してるよ!!」

詩音と魅音が声をかけてくれる。

「じゃね、がんばれよ。お前らも」

『おう!!!』

[Gate Open−−−higurashi no naku koroni]

蒔風の足が止まり、一言だけ言った。

「そうそう、ノストラダムスな。あれ外れるから安心しろ」

「ええ!?」

「んじゃねーーー」

そうして蒔風は次の世界へ。



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次の世界

そこにはすでに「奴」がいた。

「来い来い来い来い。10人まとめて・・・いや、蒔風入れて11人、まとめてぶっ潰すぜ」

そこは特に協力な結界内。

ひたすらに黒い空間が広がっている。
そこに送りだされてくる10人の仮面の戦士。

すぐに戦
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