第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
ひぐらしのなく頃に 〜事話し編〜
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ば重鎮たちは責任を取って消える、という計画で梨花を殺そうとしたのだ。
「あーーー!!!まてまてまて!!さっきの話聞いてたんか?」
「は、はい・・・あの、私たちやっぱり梨花ちゃんたちが心配で、途中から聞いてしまって」
「どっから?」
「えっと、あなたが説明を始めたあたりからです」
「さいで。ま、そういうことだ。聞いてたんなら話が早い。オレ、蒔風舜な」
「オレは前原圭一と言います。それで・・」
「敬語禁止。普通に話してくれ。むずかゆくなる」
「えっと・・・じゃあ、私は竜宮レナです!!これくらいならいいですよね?」
「ま、そんくらい砕けてくれりゃあ」
「私は園崎魅音。この部活の部長だよ」
「わたくしは北条沙都子ですわ。それで、本当に梨花が?」
「マジマジ。ちょっと厄介な奴がねーー」
そう手をヒラヒラと振りながらなんでもないように言う蒔風。
(なんだ?このメンバー、すげぇぞ?最主要人物候補が沢山いやがる?あれ?魅音だけ違う?)
そんなことを考えていてもしょうがないと。
蒔風が口を開く。
「で?みんなは何をしようとしてたんだい?」
「裏山でサバイバル鬼ごっこですわ!!」
「サバイバル鬼ごっこ?」
「沙都子ちゃんの仕掛けたトラップがこの裏山にたっくさんあるんです」
「そこで鬼ごっこをするんだ。トラップにかかったり、鬼に捕まったりしたら鬼の仲間になって追いかけるんだ」
「なるほど・・・ようは「全滅鬼」ってやつか」
「え?私たちは「ゾンビ鬼」って言ってますけど」
「そんなことより!舜さん、その「奴」ってのはいつ来るんだい?」
魅音が一切ふざけのない、本気の視線で蒔風を見る。
「さすがのリーダーだな・・・その目つきお兄さん怖いわ!!」
蒔風がふざけたように言う。
それにちょっとした驚きを感じながら、魅音が先を言おうとする。
「いいから・・・」
「ごめんごめん。ま、それに関しては大丈夫だ。まだ「奴」は動かないさ。そんなことより!!!」
蒔風がうきうきしたような眼をして叫んだ。
「遊ぶんだろ?オレも入れてくれ!!そういうの大好きなんだ!!」
『・・・・はぁ?』
その場の全員が一斉に声をあげた。
これまでの流れから想像もできないような明るい口調で言い出したのだから。
その視線にさらされ、蒔風が焦る。
「な、なんだよう。その眼は・・・いいだろぉ!オレはいつまでも少年ハートなんだ!!遊ぶの大好きでもいいじゃないか!!」
「いや・・なんか今までのふいんきと違って」
「おっといけねぇな圭一。「ふいんき」じゃねぇ「ふんいき」だ」
「そうなの?」
「そ
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