第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
番外編 〜さまざまな夜の過ごし方〜
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「買ってきたよー」
「おお。ではプリンを」
「え?」
「いただきま・・・なんですかこれは」
「プリンだけど・・・」
「プッチンのできないプリンなど買ってきてあなたは何を考えているのですか」
「え?」
「何か小皿を。あと、爪楊枝もお願いしたいところですね」
「それならキッチンの棚に」
「(ヒュン!)あった・・・これでプッチンーーー!!!」
(おかしな奴だなぁ)
こうして夜が更けていく。
明日戦争なのによくのほほんとしてるなこいつら。
【とある魔術の禁書目録】〜これよく食うな〜
上条の部屋から寮の部屋に向かい、そこでインデックスに料理をふるまう蒔風。
「ごっはん!ごっはん〜〜〜!!」
「ご飯と言っても他の世界の得体のしれないものだぞ?いいのか?」
「大丈夫なんだよ!!このいいにおい、たまんないよ!!」
「では・・・どうぞ!!!」
そこにはインデックスの見たことのないフルコースが並んでいた。
「おお〜〜〜〜!!!!」
「さ、ご賞味あれ」
「いっただっきま〜〜〜す!!!」
蒔風の頬をツツッ、と汗が垂れる。
「(バクバクバクバク、ゴクン)うん!!とうまはこんなにたくさん作ってくれないんだよ。全部食べてもいいの!?」
どうやらインデックスという少女の判断は「質より量」のようだ。
「構わん構わん」
「ようし。もう容赦しないんだよ!!!」
そしてインデックスが食べる食べる。
あっという間に半分ほどを食べ終えて
「こっちはとうまにとっとかないとね」
そう言って半分を残しておくインデックス。
「いいのか?」
「うん。とうまだって今病院で頑張って治してるんだしね」
「にしてはなんかいろいろ噛みつこうとしたりしてたが・・・心配とかして大変だろ?」
「心配?う〜〜ん。とうまの怪我は心配だけど、とうま自身に関しては心配してないよ」
「??」
「だってとうまは絶対に帰ってきてくれるもん。あいさの時も、短髪のときも、今回も。怪我をして、ボロボロになっても、とうまは絶対帰ってきてくれるんだよ」
「そっか・・それはいいことだ」
「うん!!・・・あれ?なんだか・・・・!!!!」
「どうした?」
インデックスの首がギギギと回る。
「・・・・・・・(パクパクパク)」
口が金魚みたいにパクパクしてる。
そして倒れた。
「・・・やっぱ大丈夫だったわけじゃないんだなこれ」
そう言って今回の料理の入っていた容器を見る蒔風。
<シャ○先生監修料理教室フルコースセット>
そう書いてあった。
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