第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
番外編 〜さまざまな夜の過ごし方〜
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がそう訴えていたが秀吉は
(軽はずみで姿を現すからじゃ)
といった視線を投げた。
白虎の目はウルウルし、身体がプルプルしているが、優子は気づかない。
そのまま連れ出され、深夜になって優子が寝た後に涙目になり精神ボロボロで白虎が帰ってきたのは言うまでもない。
《島田美波の場合》
「なんだ?オメー明久のこと好きなのか?」
「な!?なに言ってんのよ!!(ゴウッ!)」
「え?な、ハンッ(ボキャッ!)ギャアァァァァ!」
天馬に美波の鉄拳が突き刺さる。
天馬は身悶えて転がる。
「ごぉぉぉぉ・・・・これが恋する乙女の強さ、か・・・・」
「もう!!ばばば、バカなこと言うからよ!!」
「だが、このままだと瑞樹に取られんじゃねェの?」
「!!たしかに・・・瑞樹は頭もいいし、胸も大きいし・・・」
「お前が勝ってんのは腕力だけだな」
「うっさいわよ!!」
「だが大丈夫さ。世の中にはお前みたいな壁が好きな奴だってぎゃああああああ!!!!!」
これは特に言うことはない。
ただの天馬の自滅である。
《姫路瑞樹の場合》
「なるほど・・・明久君はそこまでに鈍感なのですか」
「そうなんです!!美波ちゃんもわたしもいろいろアプローチしてるのに!!」
瑞樹が朱雀に愚痴っていた。
内容は明久の鈍感ぶりだ。
「しかし、はっきりと「好きだ」と言えば彼だって」
「ダメなんですよ・・・明久君はそれくらいじゃ」
「だったらもうこれは押し倒すしかないですね」
「お、おしっ!?」
「貴女のその胸は何のためについてるのですか?さあ!!レッツエンジョイ!!ですよ!」
「朱雀さん・・・もっと大人しめな人(?)かと思ってたのに・・・」
「いえいえ、これはこれで正論ですよ?事実彼が言葉で気づかないなら行動で示すしかないじゃないですか」
「そうでしょうか・・・」
「そのとおりです。そうですね・・・押し倒すはなくとも、彼にお弁当を持っていっては?」
「それは前にやったのですが・・・もういいといわれてしまいました・・・」
「ほう・・・して瑞樹さん。料理の腕は?」
「あ、はい!!この間も新しい調理道具を買いに」
「熱心ですね」
「ドラッグストアとホームセンターに」
「姫路さん、あなたは料理をしない方がいい」
「な、なんでですかぁ!?」
朱雀の賢明な判断によって、この世界の主人公は救われた。
《ムッツリーニの場合》
「なぜオレだけ本名じゃないんだ」
「なにを言っているんだ?」
「いや・・・なんでもない」
「それよりも話の続きだ。お前なんだこのエロ本、エロ
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