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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
決意する天竜
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会うこともないだろう」

黒髪の青年はそう言うと、ピクリとも動かない悪魔を本へと戻し、焼き消した後、その場を後にした。





















カミューニside

「ん?」
「どうした?カミュ」

後ろから何かの叫びみたいなのが聞こえたような気がして振り返るが、その正体が何かわからず首を傾げる。

「いや、なんでもねぇ」

気のせい・・・か?そう思い、気を取り直して先へと足を進める。だけど・・・

「ね〜?これからどうするの〜?」

後ろをついてきている空飛ぶ猫がささやかな疑問を投げ掛ける。それを受け、意識のある俺とラクサスは上空に浮かぶ四角い島を見上げる。

冥界島(あれ)に戻りたいが、どうしようもねぇよなぁ・・・」
「あぁ。ちょっと無理だな」

空を飛んでいる冥府の門(タルタロス)の本部。そこには他の妖精の尻尾(フェアリーテイル)のメンバーもいるから、彼らと合流するためにも戻りたいところだけど、その手段があいにく俺たちにはない。

「僕がみんなを連れていこっか〜?」

手を挙げありがたい提案をしてくれるセシリー。だけど・・・

「いや、いい」

その提案をここは断っておく。セシリーが運べるのは一人ずつ。それに、普段はシリルなんて軽くて小さい奴を持ってるから、俺やラクサスみたいな成人男性を持てるのか疑問があるし、何となく怖い。それに、

「なんか疲れて、もう動きたくねぇわ」
「俺もだ」

ドサッと音を立ててその場に倒れ込む俺とラクサス。目が見えないせいで色々と神経を尖らせていた俺と、魔障粒子に犯されていたことで体力を奪われていたラクサス。そんな状態で暴走したシリルを止めたから、きついの何のって・・・

「二人とも大丈夫〜!?」

突然倒れた俺たちを見てあたふたとしているセシリー。こいつも疲れてそうなものだが、意外と平気そうで安心した。

「悪ぃ、少し休ませてくれ」
「う・・・うん!!わかったよ〜!!」

体力の限界を感じ取ってくれたセシリーは、見張りのつもりなのだろうか、周囲をキョロキョロと見回し始める。その姿に和んだ俺とラクサスは、意識が遠退いていき、しばしの眠りへとついた。
























ウェンディside

「ん・・・んん・・・」

オレンジ色の光が目に入り、ゆっくりと目を開く。そんな私の視界に入ったのは、大きな岩の天井。

「ここは!?」

その光景に見覚えのない私は飛び起きると、周囲を見回して現在地を把握しようと頭を回転させます。

「ウェンディ!!」
「シャルル!!」

そんな私に声
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