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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第三十話 意外な才能です。
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戦争は嫌い。私、この目で見たことはないのだけれど、一度だけ見てしまったの。あれは4歳くらいの事だったかな。車で郊外にピクニックに出かけた時に偶然施療院の近くを通ったのだけれど、あの時のことは今でも覚えているわ。軍人さんがたくさん中にいて、血で染まった包帯を巻いていて、ひどい人は手も足もなかったり・・・とても痛そうにして苦しがっていた。お母様は汚いものを見てしまったって表情をして私を覆いかぶさるようにして抱いてくださったのだけれど、私は今でのその時のことを覚えているわ。一瞬だったからこそ、余計目に焼き付いているのかも。
私は貴族の家に生まれて、ずうっと貴族の間で育ってきていて、だから平民のひとのことを全然よくわかってなくて・・・・。アレーナお姉様やイルーナお姉様に教わる前はそんなこと考えもしなかったって事柄を最近よく考えるの。
今思うことは、本当に私たちだけがこんな暮らしをしていていいのかなってこと。それをアレーナお姉様に話すと、自分でよく考えてみなさいっておっしゃってくれたわ。おっしゃるだけじゃなくて、資料を渡してくださったりもしたの。もちろん家に持って帰れないから全部お姉様の家で読むだけだったけれど。
そしてさっきのシミュレーターをやって一つ思ったことがあったの。今からでも遅くないなら、私、女性士官学校にはいってみようかなって思ったの。14歳ならまだ入れるわよね。お父様やお母様ともうまくいってないのだから、話せば入れてくれそうな気がするの。厄介払いの意味で・・・・。私には弟がいるし、お兄様もいるし、私なんかいなくっても・・・・。
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