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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第8話 イッセー、懐かしき庭へ!虹の実を捕獲せよ! 後編
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だ」
「えっ、普通は逃げないのがボスじゃないんですか?」
「逆だ、群れのボスに必要なのは強さ以上に危機管理能力だ、危険を真っ先に感知できるのがボスの器だ」
「…なら見ました。私…あの奥にいる白いのが真っ先に隠れました」
私は奥にいる白いトロルコングを指さしました。
「シルバーバック…見つけたぜ!『頭トロル』とでも言おうか」
「凄いです、小猫さん!」
「でもどうして奴がボスだって分かったの?」
「それが、トロルコング達が先輩を恐れて攻撃してこなくなって…そしたら妙に落ち着いて周りを見れたというか…とにかく分かったんです」
「お手柄だぜ、後は奴とケリをつけるだけだ」
アーシアさん達を下ろした先輩は凄まじい殺気を放ちトロルコングを払いのけていく、そしてあっという間に頭トロルの前に立ちました。頭トロルは巨大な口を開けて先輩を威嚇しますが私達には見えました、巨大な赤いドラゴンが頭トロルの頭をゆっくりと撫でる光景が…
頭トロルは冷や汗を流し遂に目を閉じて戦意を失いました。
「なんて静かな決着なの…」
ティナさんの言う通り雨の降る音しか聞こえない中…私達とトロルコングの対決は静かに幕を下ろしました…
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「あーもう!せっかい美味しいニュースがとれたのに〜!」
私達は今先輩のもう一つの家である「スイーツハウス」に来ていました。トロルコング達を屈服させた先輩は虹の実を捕獲しました、でもあくまでもトロルコングの生活を脅かさないように一つだけです。ここも先輩らしいなぁと思いました。
その光景をティナさんはビデオカメラに収めようとしましたがIGOの関係者が来てカメラは没収されてしまいました、危うくティナさんも連れていかれそうになりましたが先輩が止めてくれたので今回は見逃してもらえたそうです。虹の実は半分をIGOに渡し、その一部をもらって今から食べます。
「まあまあティナさん、今回は仕方ないですよ」
「でもね小猫ちゃん、グルメキャスターとしてあんな美味しいニュースを視聴者に届けられないなんて悔しいのよ〜!」
「はわわ、よしよしです、ティナさん」
アーシアさんと二人でティナさんをあやしていると奥から先輩が出てきました…ッ!?この匂い…今まで嗅いだ甘味の中でも比べ物にならない…自然とよだれが出てくる!
「おまたせしました、ゴク、虹の実でございます。ゴク」
先輩も凄いよだれをたらしています、アーシアさんとティナさんも同様です。
「やはりそのまま…ゴク、いただくのが美味しいかと思って…ゴク」
「先輩…ゴク、何を言ってるのか…ゴク、分かりません…ジュ
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