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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第8話 イッセー、懐かしき庭へ!虹の実を捕獲せよ! 後編
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い状態で動物達を放し飼いにしています」
「IGOはこのビオトープ内でグルメ動物の生態調査等を行っているんだ」
「そうなんですか」
アーシアさんの疑問にヨハネスさんと先輩が答える、ここはIGOが作った人工の猛獣が放し飼いにされている場所なんですね。
「じゃあゲートを開けてくれないか?」
「それが…」
ドドドドンッ!!ドドドドドンッ!!
「はわわ!?」
「ぐッ、この音は!?」
突然雷のような轟く音が響き私とアーシアさんは耳を塞ぐ、今の音は?
「研究所の監視塔からの連絡ですでに一頭のトロルコングがゲート裏に…」
「待ち構えているのか!?」
えッ、もうすでにそのトロルコングが待ち構えているんですか?じゃあ今のはそのトロルコングが中から門を叩いた音じゃ…
ドォンッ!!
また大きな音が鳴り響き何事かと思い振り返ると、先輩が自分の胸を叩いていた。
「先輩、ビックリしたじゃないですか!」
「『ドラミング』、ゴリラ特有の威嚇のポーズ、さっきの爆音はトロルコングが胸を叩いて威嚇した音だ。庭の王者が俺に入るなと忠告したんだ」
ドラミング…確かによくゴリラが胸を叩いてるのをテレビなどで見た事がありますが、こんな分厚いコンクリートの壁を越えてここまで響いたってことですか?
「かまわん、ゲートを開けてくれ」
「ここ『第8ビオトープ』ではゲートから5q圏内に捕獲レベル5以上の猛獣がいる場合ゲートを開ける事はできません」
「…なるほど、ならゲートの5q圏内にトロルコングがいなければいいんだろう?」
先輩はそう言って壁に近づいていきました。
「ゴリラはドラミングの他に何かを投げたり近くのものを壊したりするというが…今度は俺が威嚇する番だ」
先輩は左腕に赤龍帝の籠手を出して、力を溜めていく、まさか先輩…
「ドライグ、三段階でいくぞ」
『任せろ』
『Boost!Boost!Boost!』
先輩の戦闘力が見る見る内に上がっていき凄まじい力を感じる。
「3連釘パンチッ!!!」
ドドドドドンッ!!
先輩が放った一撃が分厚いコンクリートの壁を陥没させる、それどころか更に衝撃が奥に突き刺さっていく、そしてあっという間に関通させてしまった。
「信じられない…あんな分厚い壁に穴を開けちゃうなんて…」
戦車の駒を持つ私でも容易にあの壁は壊せない、でも先輩は難なく突破してしまった、これが先輩の力の一つなんでしょうか。
「ほら、小猫ちゃんにアーシア、突っ立ってないで行くぞ」
「あ、はい…」
「待ってください〜」
私とアーシア
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