第27話
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ロイドとセティは忠告し、ランディは口元に笑みを浮かべて言った。
「ククク………」
「ハハハ………」
一方マフィア達は不敵な笑みを浮かべて笑った後、すぐに立ち直って運搬車の近くまで下がった。
「待て………!」
「ハッ、行かせるかよ!」
「クク、勘違いするな。」
「こうなったら手段は選ばねぇってだけだ!」
ロイドとランディの言葉を聞いたマフィア達はロイド達を睨んだ後、運搬車の後ろのドアを開けた。すると十数匹の軍用犬達が次々と現れ、ロイド達を包囲し、さらに地面に伏せていた軍用犬達も立ち上がった!
「っ!」
「………ルファディエルさんの読み通り、まだいたわね………!」
軍用犬達に包囲された事にティオは驚き、エリィは真剣な表情で言った。
「20匹か……こんなに連れていたとはな。」
ランディは軍用犬達の数を数えた後厳しい表情をした。
「ククク………形成逆転だなぁ………?」
「俺達をコケにしてくれた礼だ………せいぜい時間をかけてなぶり殺しにしてやるよ………」
そしてマフィア達は凶悪な笑みを浮かべてロイド達を見つめていた。
「―――ロイドさん。そろそろいいのでは?」
一方ティオは落ち着いた様子でロイドに呼びかけ
「ああ、そうだな――――」
呼びかけられたロイドが頷いたその時
ウオ―――――――――ン!!
辺りを響き渡らせるほどの遠吠えが聞こえて来た!
「なっ………」
「なんだ………!?」
遠吠えを聞いたロイド達とマフィア達、両方とも驚いたその時、段差の上に10匹の茶色の狼達がロイドやマフィア達を見下ろし、さらにその上の段差に白い狼がいた!
「グルルルルル………」
白い狼は唸った後
ウオ―――――――――ン!!
茶色の狼達と共に再び遠吠えをした!すると軍用犬達は全て、地面に伏せて震えていた!
「あ、あれは……!」
「あの時の白い狼………!」
「はは………仲間を連れて見参ってわけか。」
「ええ………どうやらそのようですね。今までの濡れ衣を晴らしに来たようですね。」
白い狼達を見たティオとエリィは驚き、ランディとセティは笑っていた。
「お、お前ら………!何を怯えてやがる!?」
「数じゃ、こちらが上だろうが!尻尾を丸めてんじゃねえ!」
一方マフィア達が慌てた様子で軍用犬達に叱咤したその時!
「フフ、本物と偽物の差と言った所ね。」
なんと、上空からルファディエルの声が聞こえて来た。すると!
「光よ、降り注げ!爆裂光弾!!」
上空からから放ったルファディエルの光の魔力弾が雨のように降り注いで、軍用犬達を襲
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