第26話
[1/7]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
マインツに到着したロイド達は町長に話を聞く為に町長の家に向かったが、町長は他の客達と応対していたので、町の人々から情報を収集してから再び町長の家に向かった。すると町長の家の扉が開いた。
〜鉱山町マインツ〜
「それじゃあ町長!よろしくご検討くださいよ!」
「また明日、お伺いに参りますからねぇ!」
男達の声が町長の家から聞こえた後、町長の家からなんとルバーチェの構成員であるマフィア達が出て来た。
「クク………あと一押しってところだな。」
「ああ、これで何とかボーナスが手に入りそうだ。」
マフィア達は会話をした後町の出入り口に向かい、物陰に隠れていたロイド達は去っていくマフィア達に視線を向けた。
「今のが話に出ていた”ルバーチェ”ですか?」
「ああ………」
セティに尋ねられたランディは真剣な表情で頷き
「………………………」
ロイドは真剣な表情で去って行くマフィア達を見つめ
「ルファディエルさんとロイドの推理通り………”ルバーチェ”の手下が現れたわね………」
「…………これで今回の事件の犯人が完全に決まったようなものですね。」
マフィア達を見つめて呟いたエリィの言葉にティオは静かに頷いた。
「ああ………後は奴らが魔獣を操っている所を抑えるだけだ………え?」
ティオの言葉に頷いたロイドはある事――――マフィア達が出入り口に止めてある運搬車に乗り込み、去って行く様子を見て驚いた。
「あの運搬車………連中のものだったのか。」
「道理で帝国製の最新車両を持っているはずだわ……」
(……恐らくあの運搬車の中に魔獣がいるのでしょうね……逃走を防ぐ為に車も破壊した方がよさそうね……)
去っていく運搬車を見たロイドは呟き、エリィは疲れた表情で溜息を吐き、ルファディエルは考え込んでいた。
「それにしてもさすがルファディエル姐さんだな〜………マジで姐さんの読み通り、今日現れたじゃねえか。」
一方ランディは感心した様子で呟き
「ああ…………とりあえず町長から話を聞かせてもらおう。マフィアが何をしに来たのか気になるしな。」
ロイドは頷いた後、提案した。そしてロイド達は町長の家に入った。
「―――また来たのかね。」
「え…………」
家に入った瞬間、聞こえて来た声にロイドは呆けた。
「すぐには決められないと言っただろう?今日のところはお引き取り――――おや?」
「あら、先程の方達じゃないみたいですよ?」
自分達の登場に驚いている町長夫妻にロイド達は近づいて行った。
「お、おお………これは失礼。」
「その………失礼します。」
「お取込みのところにお邪魔して申し訳あ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ