第25話
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イドは考え込んだ後ある事に気付いてエリナを見つめ
「ええ。私は純粋魔術と光の魔術―――神聖魔術が使えます。天使である母様の魔力も受け継いでいますから、私の魔術の威力は結構あります。後はこの見た目でわかるように翼で空を飛ぶ事もできますから、空からの奇襲も行えます。」
見つめられたエリナは頷いた後説明した。
「ほ〜……じゃあ、エリナちゃんはオールラウンダーって所か。」
「はい。そう理解してもらって構いません。」
エリナの説明を聞いたランディは感心した様子でエリナを見つめて呟き、ランディの言葉にエリナは頷き
(天使と人間の間に生まれた存在か………)
(………メヒーシャが身籠った子供もエリナみたいな見た目で生まれるのかしら?)
メヒーシャは複雑そうな表情でエリナを見つめ、ルファディエルは考え込んでいた。
「セティさんの武器はもしかして弓ですか?エルフ族の武器は基本弓と聞きましたし、母親のセラウィさんの武器も弓でしたし………」
「はい。………ただ、どちらかというと私は魔術で戦った方が強いとお母さん達に言われています。お父さんの護衛の魔術師の方も私には魔術師としての才能が高いとおっしゃっていましたし………ちなみに私は火、水、地、風、光に加えて治癒魔術が扱えます。」
一方ティオに尋ねられたセティは頷いた後弓を構えて説明をした。
「なるほど………セティ達だけでもバランスがいいな………戦闘経験があるって聞いたけど、もしかして3人共それぞれの役割を分担して戦っていたのか?」
セティの説明を聞いて考え込んでいたロイドはある事に気付いてセティ達に尋ね
「うん。あたしは大体前でこの剣を振るっていたよ。魔術はあんまり使わなかったかな〜?エリナとセティ姉さんの魔術の方が威力があったし。」
「私は前衛と後衛………両方とも同じ頻度で戦っていました。」
「………私は2人の後ろから弓や魔術で援護をしていました。」
尋ねられたセティ達はそれぞれ答えた。
「そうか………じゃあ後で3人がどのくらい戦えるか見せてもらってもいいか?実際に3人が戦っているところも見たいし………」
「わかりました。………それでは、行きましょうか。」
そしてロイドに言われたセティは頷いた後先に行くよう促した。その後ロイド達が山道を登って行くと魔獣が数体現れた。
「シャマーラ、エリナ!行きますよ!」
「は〜い!」
「はい!」
魔獣達を確認したセティは妹達に号令をかけた後魔術の詠唱を開始し
「行っくよ〜!せーの!!」
シャマーラは跳躍し、敵陣の中に大剣を叩き付けて装甲をも貫く衝撃波を発生させるクラフト――――ジャンピングスマッシュを魔獣達が固まっている中心地に叩き付け
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