第24話
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
あ、そうだ。セティ姉さん、あたし達の工房は?」
「後は自室も聞いておかないと駄目ですね。荷物もそちらに送ってありますし………」
「今、聞きます。………セルゲイ課長。私達の工房と自室はどちらにあるのでしょうか?」
そしてある事を思い出したシャマーラとエリナに尋ねられたセティは頷いた後、セルゲイに尋ねた。
「”工房”………?」
セティの言葉を聞いたロイドは不思議そうな表情をし
「ちょっと待ってろ。今、案内してやる。………こっちだ。」
セルゲイは頷いた後階段に向かい、ロイドやセティ達はセルゲイに付いて行った。そして階段に到着したセルゲイは地下へと降りた後、鍵を取り出して扉にかかっている鍵を開けた。
「その扉は………」
「鍵がかかっていて、ずっと気になっていましたけど………まさかセティさん達の自室だったなんて。」
その様子を見ていたロイドは驚き、ティオは呟いた。そして扉の中に入って行くセルゲイにロイド達がついていき、部屋に入るとそこは広い空間となっており、何かを創る為に用意された色々な道具が置かれていた。
「わあ……!」
「ここが今日からしばらくの間、私達の工房となる部屋ですね………!」
部屋の設備を見たシャマーラとエリナは目を輝かせ
「私達の自室はあの3つの扉の先ですか?」
セティは部屋の奥にある3つの扉に気付いてセルゲイに尋ね
「ああ。部屋の割り振りはお前達で勝手に決めな。お前達が送った荷物に関しては中央の部屋に全て纏めて入れてある。」
尋ねられたセルゲイは頷いて答えた。
「な、な、なっ……!?」
一方ロイドは部屋を見回して口をパクパクさせ
「この施設は一体………?それにこれほどの空間がこのビルの地下にあったなんて………」
エリィは驚きの表情で部屋を見回し
「………導力機構を調整する設備までありますね………確かこの設備は財団の工房でも見た事があります………」
ティオは部屋内に備え付けてある施設を見て驚き
「何なんッスか、この部屋?見た感じ、職人の施設みたいに見えるッスけど………」
ランディは部屋を見回しながらセルゲイに尋ねた。
「この部屋は今日から支援課に所属する事になったこの3人の為だけに予め作られた地下室でな。この3人の”工房”兼自室だ。」
「へっ!?その言い方だとセティ達は何かを創る職人なのですか??」
セルゲイの説明を聞いたロイドは驚きの表情で尋ねた。
「はい。私達は”工匠”ですから、ここでなんでも創ります。」
「”工匠”………………」
そしてセティの答えを聞いたロイドは呆け
「ちなみに工事費やここにある施設を用意する為の金は全額ユイドラ領主が出しているんだ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ