第24話
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「いえ、何でもないッス。」
シャマーラに向けられた威圧感を纏った笑顔のセティに見つめられ、セティの笑顔に圧されながら答えた。
「まったく……………それにしても3人共、姉妹なのに容姿が全然似ていないな………?」
「そ、そうよね………エリナちゃんなんか天使に見えるし………」
ランディの様子に呆れたロイドは不思議そうな表情で苦笑しているエリィと共にセティ達を見つめて呟くと
「ええ。私は母親が天使……………所謂ハーフエンジェルですから、天使族に入ると思います。」
「それにあたし達3人共、産んだ母親が違うから似ていなくて、当然だよ?」
エリナはエリィの言葉に頷き、シャマーラは不思議そうな表情で言った。
「ええっ!?」
「は、母親が違うって…………」
(………ウィルさんもリウイ陛下やセリカさんと大して変わらない人ですね………)
「なんつーか………色々ととんでもない嬢ちゃん達だな………」
エリナ達の話を聞いたエリィは驚き、ロイドは表情を引き攣らせ、ティオは小声で呟き、ランディは疲れた表情で溜息を吐いた。
「フフ、確かに私達は腹違いの娘同士ですがそんな事は全然気にしていませんから、気を使ってもらわなくても大丈夫ですよ?」
「あ、ああ……3人共、よろしくな。」
そして微笑みながら言ったセティの言葉に戸惑いながら頷いたロイドはセティ達に微笑み
「「「はい!」」」
セティ達はそれぞれ力強く頷いた。
「ティオさん、お父さんとお母さん、エリザお母さんに貴女の事は聞いています………”影の国”ではお父さん達がお世話になりました。」
そしてセティはティオに近づいて会釈をし
「いえ………どちらかというとお世話になったのはわたしの方なのですが………という事は貴女がセラウィさんの?」
「はい。これからお世話になりますのでよろしくお願いします。」
「………どうも。それと私の事は呼び捨てで構いませんよ。セティさんの方が年上なのですから。」
「そうですか?でしたらお言葉に甘えて………これからよろしくお願いしますね、ティオ。」
「………ええ、こちらこそ。(見た目もそうですが口調も母親であるセラウィさん似ですね………)」
「えっ………ティオちゃん、ユイドラ領主夫妻と知り合いなの?」
セティ達の会話を聞いていたエリィは驚いた様子でティオに尋ね
「それに”影の国”って聞こえたけど………一体どこの事を言っているんだ?」
ある事が気になったロイドは尋ねたが
「それも全て”特殊な事情”です。」
「ま〜た、その答えかよ………いい加減、俺達にも教えて欲しいぜ。」
ティオは誤魔化し、ランディは溜息を吐いた。
「
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