第38話
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ィは驚き、ワジは興味ありげな表情をし、ティオは戸惑い、二人が自分達を味方している理由を察して信じられない表情で自分を見つめるロイドの様子を気にせず、レンは笑顔を浮かべて二人に問いかけた。
「いや〜、別に狙っていたワケとちゃうで?」
「屋敷からの増援を全て無力化してから急いで駆けつけた結果、偶然このようなタイミングになっただけだ。」
レンの問いかけに対して二人はいつもの調子で答え
「それにしてもまさかホンマに、”こういう事態”に陥るなんてな〜。正直、さっき連絡が来た時もマジで驚いたで。」
「………久しぶりだな、”キリングベア”――――ガルシア・ロッシ。」
ゼノは苦笑しながら呟き、レオニダスは静かな表情でガルシアを見つめた。
「ああ……俺が団を抜けてからは一切会っていないから8年ぶりくらいか。それよりもテメェら……一体何のつもりで警察のガキどもの味方をしている?」
レオニダスの言葉に頷いたガルシアは厳しい表情でゼノとレオニダスを睨んだ。
「クク、何を寝ぼけた事を言ってんねん。猟兵が動く理由は”契約”しかあらへんやろ?」
「何だと……っ!?警察の安月給で最高ランクの猟兵を雇えるはずがねぇ!――――――――!!まさか……市長の差し金か!?」
ゼノの話を聞いて信じられない表情で声を上げたガルシアだったがエリィに気づくと厳しい表情でエリィを睨んだが
「……生憎ですけど”マクダエル家”に猟兵のような”裏の仕事”をする人達の伝手は一切ありません。それはハルトマン議長と親しい関係であり、お祖父さまの第一秘書を務めていたアーネストさんともどこかで繋がっていたと思われる貴方達が一番良くご存知なのでは?」
「チッ………―――答えろ、ゼノ、レオ!テメェらを雇ってそこの警察のガキどもの味方にするように依頼したふざけた野郎はどこのどいつだ!?」
エリィの正論を聞くと舌打ちをしてゼノとレオニダスを睨んで問いかけた。
「クク、何を甘い事を言ってんねん?そんな大事な情報を”部外者”のお前に教えてやるわけにはいかへんやろ。」
「8年前に団を去って”ルバーチェ”に所属したお前は”部外者”だ。既に我らは袂をわかった。”部外者”に団の情報を教えられる道理はあるまい。」
「………ッ!」
不敵な笑みを浮かべるゼノの指摘に続くように答えたレオニダスの答えを聞いたガルシアは表情を歪めて唇を噛みしめた。
「フフ………さすがの”キリングベア”も追い詰めたはずの鼠にまさかこのような”牙”が隠されているとは思いもしなかったようだな。」
するとその時なんと”銀”がロイド達の傍の空間から現れた!
「ほえ〜……何もない所からいき
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