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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-A古代遺失物管理部・機動六課〜Standby〜
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ャマルだったが、少し戸惑った声色でそう訊いてきた。

「別に誰かに監視されてるわけじゃないんだし、アイリ達の呼び名っていつも通りで良いんじゃない?」

「それはそうなんだが、やはり調査官としての責務を果たさないといけないと思うんだ」

普段通りにはやて達と接していることが万が一評議会に知られでもしたら、即座にペナルティが課せられるかもしれない。所詮は推測でしかないが、少しでもその危険性がある以上は、俺は奴らの指示に従って手足で居るしかない。

「う〜ん。そやけどもうホンマに空き部屋はないんよ」

「ルシル君。申し訳ないけどやっぱりはやてちゃんの部隊長室にしかデスクは置けないわ。それがダメなら他のオフィスに席を用意するしかないの」

「もうはやてと同じ部屋で良いんじゃないかな・・・?」

はやて達にそう言われ、やっぱり都合の良いことを並べてるなと猛反省した俺は、「お世話になります」はやて達の提案を受け入れることにした。こうして部隊長室に俺専用のデスクを設けてもらうことになった。

「ん、決まりやな」

「ルシル君。デスクの形状とか機能とかのリクエストある? 今リインちゃんの体格に合うようなデスクを探しているから、ついでに探すわよ?」

「あぁ、他の隊員たちが使うような物で構わないよ。はやて達から回されてくる部隊運営の書類を確認・調査するだけだから」

「判ったわ。追加物品リストに入れておくわね。アイリちゃん。医務室の搬入作業も後で行うから手伝って」

「ヤー! うおー! いよいよって思ったらなんか燃えて来た!」

「ま、何はともあれルシル君が私らの部隊を見守ってくれることになったわけやな。恥ずかしい様は見せられへん。しっかり気張らんとな!」

「ええ、そうですね!」

「んっ!」

はやて達が隊舎に振り向くのに倣って俺も隊舎に見上げる。今は信じよう。JS事件とはまた違う事件が起きようとも、俺が力を貸さなくたってはやて達は乗り越えられるってことを。

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