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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-A古代遺失物管理部・機動六課〜Standby〜
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務官と呼ぶことになる」

「え〜! なんか嫌だ〜!」

「あぁ、そうなんやね・・・。あんまり気分良うないけど、それがルシル君の仕事や。受け入れるわ」

「なんか余計にルシル君が遠くなりましたね・・・」

はやてとシャマルとアイリが「はぁぁ〜〜〜〜」大きく長い溜息を吐いた。そんなにガックリすることなんだな。

「それでなんだがはやて。俺専用の執務室が欲しいんだ。本当に今さらだと思うけど・・・その、用意してくれないでしょうか? お願いします」

稼働まで1ヵ月を切り、物資搬入を今まさに行っている状況下というところでいきなり、自分専用の部屋を用意しろ、なんて命令できるほど俺は偉くない。だから敬語で、頭を下げて頼みこむ。というか、機動六課の特務調査官にするならもっと前からにしろ、とリアンシェルトに対して心の内で文句を垂れる。

「え? 他の隊員たちと同じオフィス内じゃアカンの?」

「いや仮にも調査官なので、隊員たちに見られるとまずい書類などもあると思うので、出来れば個別の部屋が欲しいと思う次第で・・・」

そこまで言うと、はやても「そうやな〜」考え始めてくれた。そしてシャマルと部屋の空きがないかを相談。それを黙って眺めていると、はやてが小さく首を横に振った。あ、ダメだコレ、と察した。

「寮の方は1部屋空いてるからそこで寝泊りしてもらうけど、残念ながら隊舎に空き部屋は無いんよ」

「でもさすがに寮で仕事するのは効率が悪いでしょう? ルシル君」

「う〜ん・・・」

「とゆうわけで、ルシル君の執務デスクは私の執務室である部隊長室に設置しようと思います♪」

「はやてちゃんのお部屋はとても広いですから、1人分のデスクを置いてもまだ余裕はあるわよ」

はやてとシャマルからの提案に「あー・・・」俺が渋るから、「なんか都合が悪いんか・・・?」はやての表情が僅かに曇った。シャマルも「はやてちゃんと一緒じゃダメなの?」なんて訊いてくる。

「これは完全に俺個人の感情の問題なんだけどさ。調査官として私情を持ち込めない状態で常に八神部隊長などと堅苦しい呼び方をしないといけないし、態度も冷めたものに改めることになる。そんな中ではやての個室で、君と一緒に居る時間が多くなると・・・」

そこで一度区切って俯く。そして「いつか我慢できなくなってしまい、はやてって呼んでしまうぞぉ〜!」ガォーポーズでそう伝えると、「きゃー♪ はやて、って呼ばれてまう〜♪」はやてもノリに乗ってくれて、頭を抱えて可愛い声を上げた。なんかもう・・・馬鹿になってきたな、俺・・・。いっそぶっ壊れた方が楽になるかもしれない。

「あらあら・・・。って、えっと、ルシル君・・・。それが理由なの?」

最初は俺とはやてのやり取りを微笑ましく見守ってたシ
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