暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-A古代遺失物管理部・機動六課〜Standby〜
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ミナルへダッシュ。貨物ターミナルと旅客ターミナルを繋ぐバスが通っているが、来るのを待つより走った方が速い。

「マイスター!」

「おう、アイリ。すぐ手続き済ませるからな」

受付カウンターで搭乗手続きを済ませ、アイリと一緒に船内へ。指定席なんだが、以前から予約していたアイリと、つい先ほど予約した俺の席は離れることになった。アイリは「席代わってもらおうよ」なんて言い出すが、「たった数時間の旅だ。頑張れ」離れているのは2時間程度、ここは耐えてもらうしかない。

「は〜い」

機内でアイリと一旦別れ、自分の席に着く。ミッドに着くまで音楽でも聴こうかとしたら『マイスター、お話ししようよ♪』アイリからの念話で出来なくなった。結局ミッド中央区の次元港に到着するまでアイリと念話でだが話し続けた。
次元港に到着した後は貨物ターミナルの受付カウンターで“マクティーラ”を受け取り、機動六課の隊舎がある中央区・南湾岸地区、正確には南駐屯地内A73区画へと向けて愛車を走らせる。

「マイスター、いっぱい写真を撮られたね〜♪」

「こんな色の局制服なんてまずお目に掛かれないからな。管理局にたった18人しか居ないのに、調査官の制服が管理世界に周知されていることに驚きだよ」

まぁ管理局の公式ホームページに、制服の色によってどの部署に所属しているのか、どの役職なのかが記載されているからなんだが。さらには民間には局員個人のファンクラブが存在する。俺たちチーム海鳴全員にも非公式ながらファンクラブが存在していて、俺のファンクラブもあるわけだ。俺が調査官になったことも、公式ホームページに公表されているようだ。ファンです、って握手も求められたからな。

「お、見えてきたな」

「マイスター、まずいよ。遅刻っぽい」

「なに? あー・・・遅刻したのはわざとじゃないから、怒られたら俺も一緒に謝るよ」

「おねが〜い」

渋滞に何度か引っ掛かりながらもようやく機動六課の隊舎が見えてきた。隊舎は中央区の郊外である南湾岸地区にあるため、「潮風が気持ち良いな」すぐ目の前が海だ。アイリが「海鳴市に似てるよね、雰囲気が」そう言って笑い声を上げた。先の次元世界でも同じ気持ちだったよ。

「搬入作業はまだ続いているな」

「おーい! はやてー! シャマルー!」

隊舎のエントランス前に居たはやてとシャマルの側まで行く。俺たちの接近に気付いた2人が「ルシル君!?」驚きを見せた。2人の前で“マクティーラ”を停めて降りる。

「どうしたんルシル君!? 今日ここへはアイリしか来ぉへんはずやったやろ?」

驚きから喜色満面の表情を浮かべるはやてと、そしてやっぱりと言うか「8分遅刻よ、アイリちゃん」視察に遅刻したアイリを注意するシャマル。

「だって
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