暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-A古代遺失物管理部・機動六課〜Standby〜
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う答えた。バイクから落ちないようにリングバインドで俺とアイリの体を括りつけた、というわけだ。

「メールの確認くらい次元港に着いてからでもいいだろうに・・・!」

「緊急メールだったら大変でしょ・・・って、あ、キャロからのメール! マイスター! キャロからだよ!」

「聴こえている!」

俺の口添えでフェイトに引き取られたキャロは、先の次元世界と同じように自然保護隊へ配属となった。それから幾度か彼女からメールが届くようになった。アイリやフェイトにアリシア、それと自然保護隊員の人たちのおかげで今ではもうちゃんと笑えるようになっている。

「これからミッドへ向けて任務先の第61管理世界(スプールス)を発つんだって。アイリと再会できることが楽しみだって♪ ・・・マイスターが六課に参加するって話はまだはやて達に伝わってないから、マイスターの名前ないけど・・・」

「変に気遣うなよ」

「うん。でもさ、マイスター。あのキャロが今では陸士隊に入りたいって志願するほど強くなったんだよ。あの子が塞ぎ込んでた頃を知ってるアイリ達としてはビックリだよね・・・?」

「そうだな。これでライトニング分隊のメンバーはみんなミッド入りだな。スターズはどうなんだ?」

スタッフリストのスターズ分隊のメンバーには2人空きがあった。スバルとティアナだ。確かあの2人は陸士訓練校を首席で卒業し、今は陸士386部隊の災害担当課に配属されているはずだ。あの子たちが六課にスカウトされるのは再来週のBランク昇級試験の後。名前が挙がってなくて当然の話か。

(しかし・・・ティーダ・ランスターの死は結局変えられなかったな・・・)

ティアナの兄・ティーダの死は回避できたと思っていた。彼が亡くなったのは新暦69年。彼が亡くなった原因である違法魔導師は、パラディース・ヴェヒターのランサーとして活動していた頃に魔導師として再起不能にしてやった。それに没年も過ぎたことで油断したところで、4年前の71年に殉職を伝えるニュースを観た。

(先の次元世界のように、ティーダの死を愚弄する地上本部の幹部が居たことには呆れしか湧かなかったな・・・)

ティアナがまた無茶をしそうで恐いよ、ホント。

「スターズの分隊長なのはと、副隊長のヴィータが今日、フォワード候補の所属先の陸士386部隊に行くって話だよ。何人か候補が居たようだけど、今の候補をスカウトするみたいだね」

「そうか。無事に決まるといいな」

「だね」

次元港に到着し、アイリを降ろして先に搭乗手続きをしておくように言って、俺はひとり貨物ターミナルへ。愛車・“マクティーラ”をコンテナに詰めて次元航行船の貨物室に搬入してもらうためだ。貨物ターミナルの受付カウンターで手続きを済ませ、急いで船の旅客ター
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