異伝〜姫神と風の剣聖の戦い〜
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…私の出身はレスペ――――いえ、メンフィル帝国です。これで満足ですか?」
「あー、異世界の人ね………それならしょうがないか………というか異世界出身の人達ってアナタや”覇王”達みたいに反則的な強さを持つ人達ばかりなのかしら?」
フェミリンスの答えを聞いて納得した後、疲れた表情で呟いた。
(フェミリンスの場合は色々と特殊すぎるんだけどね………)
(ア、アハハ………)
一方ヨシュアは疲れた表情で溜息を吐き、ミントは苦笑していた。
「………アリオスさんを弱者扱いだなんて、さすがに聞き捨てならないね。」
「ああ………アリオスさんはクロスベルの希望と言ってもいい人なんだぞ………?」
そしてフェミリンスのある言葉を聞いたリンとスコットは怒りの表情で睨んだが
「………2人共止めろ。彼女の実力はアリオスさんと比べものにならない事は今の戦いでわかっただろう?………それに彼女に戦いを挑んだのは俺達の方だし、彼女は今日から俺達の仲間だ。こんな心強い仲間にそんな態度はないだろう。」
「「………………」」
ヴェンツェルの制止の言葉を聞き、複雑そうな表情で黙り込んだ。
「…………一つ忠告しておきましょう。その人間と剣を交えてわかりましたが、その人間の剣は”人”が本来持っていた”絆”を捨て、修羅と外道に成り果てた邪剣。そのような者の剣が私に届くはずがありません。………何故、このような者が遊撃士という民を守る職につけているのか理解できませんわ。――――大いなる癒しの風!!」
そしてフェミリンスはミシェル達を見回した後、エオリアに治療されているアリオスに視線を向けて不愉快そうな表情で呟いた後、治癒魔術をアリオスに放った!すると
「う、嘘………!?あれだけ酷かった傷が一瞬で………!」
満身創痍のアリオスの傷は一瞬で完治し、アリオスを治療していたエオリアは信じられない表情をした。
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ!?何でアリオスさんをそんな風に言うのよ!?」
一方フェミリンスの言葉を聞いたエステルは真剣な表情でフェミリンスを睨んで言ったが
「………その人間からは”かつての私”によく似た気配を感じました。エステル。”かつての私”を救った貴女ならこの意味、わかるでしょう?」
「!!う、嘘………!?」
「そ、そんな………」
「…………………」
フェミリンスの答えを聞き、エステルとミントは信じられない表情をし、ヨシュアは真剣な表情で気絶しているアリオスを見つめていた。
「……それでも………それでもあたしはアリオスさんを信じるわ!みんなの為に頑張っているアリオスさんがそんな悪い人だなんて、思えないもの!それにもし本当に貴女が言うような事をしていても、何か理由がある
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