異伝〜姫神と風の剣聖の戦い〜
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を秘めているんだ………?」
フェミリンスの言葉を聞いたリンは驚き、ミシェルは口をパクパクさせ、ヴェンツェルは目を見開いてフェミリンスを見つめていた。
「……それで?まだ続けますか。貴方如きの腕では私に敵わない事は今の戦いで理解したと思いますが。」
そしてフェミリンスは刀を支えに身体を震わせながら立ち上がったアリオスに視線を向けて静かに尋ね
「………ああ。だが……”八葉一刀流”の剣士として無様な敗北は許されん………せめて一太刀は浴びてもらうぞ………!」
尋ねられたアリオスは静かに答えた後
「受けてみよっ!滅びの太刀!!ハアアアアアアアア――――――ッ!!」
満身創痍の状態でありながらも全身にすざましい闘気を纏って跳躍した!
「……………………」
一方アリオスの行動を見たフェミリンスは槍で迎撃の構えをした。
「絶!黒皇剣!!」
闘牙を纏ったアリオスはフェミリンスに向かってすざましい闘気と風を纏わせた剣で突進した!
「終わりです――――闘聖の滅燐撃!!」
対するフェミリンスは静かに呟いた後、すざましい光の魔力を纏った槍で突きを放った!2人の武器が重なった時、光の大爆発が起こった!そして爆発の煙が晴れるとそこには!
「グッ……………これほどまでに……………力の差がある…………とは………」
全身ボロボロのアリオスが無念そうな表情で呟き、地面に倒れ
「フウ………時間の無駄でしたわ。」
傷一つついていないフェミリンスは溜息を吐いた後、武器を仕舞った。
「エオリア!アリオスの傷の治療を!」
そしてその様子を見たミシェルは慌てた様子でエオリアに指示をし
「は、はいっ!アリオスさん!大丈夫ですか!?」
指示をされたエオリアは弾かれたように走り出し、アリオスの治療を始め、ミシェル達も走ってアリオス達に近づいた。
「これで私がエステル達のサポートをする事に文句はありませんわね?」
「え、ええ………」
フェミリンスに確認されたミシェルは戸惑った様子で答え
「ハア………やっぱりこうなったわね………」
「ハハ………さすがだね。」
「えっと………す、凄いね、フェミリンスさん!」
エステルは溜息を吐き、ヨシュアとミントは苦笑しながらフェミリンスを見つめて言った。
「”この程度”の相手、口ほどにもありませんでしたわ。」
一方見つめられたフェミリンスは静かな様子を纏って呟き
「アリオスを”この程度”扱いって、アナタ一体何者よ………アナタほどの実力の人がウチの情報網に引っかかっていないなんてありえないわ。」
ミシェルは疲れた表情で溜息を吐いた後、真剣な表情でフェミリンスを見つめていたが
「……
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