異伝〜姫神と風の剣聖の戦い〜
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に強いのか?」
「………アリオスさんと戦うなんて、無謀としか言いようがないぞ。それこそ彼の相手ができるのはお前の父親ぐらいだと思うが。」
エステルの言葉を聞いた男性の遊撃士の一人―――スコットはフェミリンスに視線を向け、もう一人の男性の遊撃士―――ヴェンツェルは冷静な表情でエステルに言った。
「アリオス、アナタはどうする?」
「………構わん。それにエステルがそこまで評価するほどの人物の強さは気になっていたしな……」
「決まりね。じゃあ、街道に行きましょう。」
そしてエステル達は近くの街道に向かった。
〜東クロスベル街道〜
「それじゃ、2人とも準備はできたかしら?」
街道にエステル達と共に来たミシェルは対峙しているフェミリンスとアリオスに尋ね
「問題ありませんわ。」
「ああ。」
尋ねられた2人はそれぞれ頷いた。
「それじゃ、模擬戦開始!」
そしてミシェルの号令の元、2人は戦闘を開始した。
「弐の型―――疾風!!」
戦闘を開始したアリオスは先制攻撃に剣技―――疾風でフェミリンスに強襲した!
「……………」
「っ!?」
しかしフェミリンスはアリオスの動きを見切っていたのか、槍でアリオスの攻撃を受け流し
「ハアッ!!」
クラフト――――闘聖の薙ぎ払いを放った!
「!!」
攻撃に気付いたアリオスは大きく後ろに跳躍して回避し
「ハァッ!洸破斬!!」
巨大な衝撃波をフェミリンスに放った!
「その程度!」
しかしフェミリンスはクラフト――――ハイロウスピンでアリオスが放った衝撃波を呑みこむと共に攻撃した!
「!………風よ、我が力となれ!!」
自分が放った攻撃をも呑みこんだ衝撃波に驚いたアリオスだったが、すぐに回避してクラフト――――軽功を使って自分自身の身体能力を上げ
「オォォォ……ハアッ!!」
静かなる気を纏わせた剣で斬り落とすクラフト―――大雪斬でフェミリンスに強襲した!
「セイッ!!」
アリオスの攻撃を見たフェミリンスはクラフト―――闘聖の滅燐撃による強烈な一撃を対抗した!すると
「なっ!?」
フェミリンスの一撃がアリオスの一撃を上回り、アリオスは驚きながら吹っ飛ばされ、受け身を取ったが
「耐えられるかしら!」
「グッ………!?」
フェミリンスが片手で放った魔術――――嵐光弾による無数の魔力弾をその身に受け、怯んだ!その隙を狙ったフェミリンスは一瞬でアリオスに詰め寄り
「フッ、ハッ、ヤッ、まだっ、止め!!」
クラフト――――五連聖印突で攻撃し
「………!」
攻撃をされたアリオスはフ
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