第23話
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、そちらこそ。ノエル、失礼しましょう。―――それじゃ、私とノエル、どちらでもいいから”プライベート”としての連絡を待っているわ。遅くとも午後休は取れるから、昼以降ならいつでも出れるわ。」
セルゲイの言葉に微笑みながら頷いたソーニャはノエルを促した後、ロイド達に視線を向け
「はいっ。それでは失礼します!」
ノエルと共に敬礼をした後、課長室を出て行った。
「クク………それにしても相変わらず恐ろしい奴だな。ルバーチェの動きを全て把握している事には正直、驚いたぜ?」
ソーニャ達が部屋を出て行った後セルゲイは不敵な笑みを浮かべながらルファディエルに視線を向け
「フフ………長年軍の参謀を務めていたのだから、この程度の動きは把握して当然よ。」
視線を向けられたルファディエルは口元に笑みを浮かべて答えた。
「そういえば、課長と副司令ってお知り合いだったんですか?」
「何気に名前で呼び合ってましたけど………」
「そういや俺をここに推薦してくれたのも副司令だったんだよな。一体どういう関係なんッスか?」
一方ある事が気になっていたランディはロイドとティオと共にセルゲイに尋ね
「ま、昔馴染みってやつだ。ふ〜っ………それよりもお前ら、昨日は大変だったらしいな。今日鉱山町に行くだろうがまた歩いて行くつもりかよ?」
尋ねられたセルゲイは答えた後煙草に火を付けて一服し、ロイド達に尋ねた。
「いや、昨日はその色々と偶然が重なって………」
「さすがに今日は、バスで行こうと思っていますけど………」
「なんだ、そうなのか?クク、てっきり遊撃士あたりを見習ってんのかと思ったぜ。」
ロイドとエリィの話を聞いたセルゲイは意外そうな表情をした後、口元に笑みを浮かべた。
「遊撃士を見習う………?」
「どういう事ッスか?」
セルゲイの言葉を聞いたティオは首を傾げ、ランディは尋ねた。
「連中の習慣らしいが………まず手始めに、自分の足だけで周辺地域を一通り回ってみるらしい。スタミナも付くし、魔獣との実戦経験も積めるし、何より土地勘が得られる………一石三鳥って理屈らしいな。」
「自分の足だけで周辺地域を………」
「なるほど………連中、そんな事をしてんのか。」
「もしかして昨日会った、エステルさん達も……」
「………さっそく徒歩で一通り回るつもりだったのかもしれないわね。」
「クク………その3人だが………どうやら大した経歴らしいぜ。エステル・ブライトとミント・ブライトはあのメンフィルの貴族であると同時に私兵を抱える”ブレイサーロード”と”黄金の百合”で、さらにヨシュア・ブライトを含めたあの3人はなんでも去年起きたリベールの異変を解決するのにかなりの貢献を
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