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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第23話
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んだ………後は俺達で辿り着いて見せるよ…………って!ルバーチェを逮捕!?」

「そんな事ができるのですか?」

ルファディエルに言われたロイドは頷いた後、驚き、エリィは驚きの表情で尋ね

「ええ、魔獣を操っているのが彼らだという証拠をおさえたら、いくら彼らでも言い逃れできないでしょう?」

「それはそうだけど………」

「………何か策があるのね?先程のロイド捜査官の推理だともう、騒ぎは起きないみたいだったけど………」

ルファディエルの答えを聞いたロイドは戸惑った様子で頷き、ソーニャは真剣な表情で尋ねた。



「ええ。今までの襲撃された場所を考えると彼らにとって利益になる場所もあるし、いくら彼らでも現行犯なら言い逃れはできないだろうし。彼らが魔獣を操っているという証拠をおさえたら無力化、そして魔獣はそうね……………証拠の為に一匹だけ残しておいて、後は全て滅しておきましょうか。どうせ現行犯で抑えたら証拠を隠滅する為に魔獣と一緒に私達を襲うでしょうし、その時の戦闘の最中に一匹だけ残して後は滅しておきましょう。」

「あ、相変わらず容赦がないですね………」

(それがルファディエル様だからな………)

「ルバーチェが悔しがる所が目に浮かびますね………」

「ああ。魔獣をしつけるなんてかなりの時間と金や手間がかかるしな………意趣返しにはちょうどいいぜ。それにしてもさすがッス!いや〜、こんな美人で頼もしい姐さんと一緒の職場になれて幸せだな〜♪あの腰巾着の元に居た時と比べたら、天と地の差ッスよ!」

ルファディエルの説明を聞いたエリィは冷や汗をかきながら苦笑し、メヒーシャは静かな様子で呟き、ティオは静かな笑みを浮かべ、ランディはティオの言葉に頷いた後嬉しそうな表情でルファディエルを見つめ

「ハハ………相変わらず凄いな、ルファ姉は………」

ロイドは苦笑しながらルファディエルを見つめた。

「………それで私達はどうすればいいのかしら?その様子だと次に襲撃される場所やいつ襲撃されるか、そして何故そこを襲撃する理由がわかっているのではなくて?」

一方ソーニャは真剣な表情でルファディエルを見つめて尋ねた

「ロイド。ここまでヒントがあるのだから、貴方なら次の襲撃場所、時期、理由がわかるはずよ。推理してみなさい。上司として命令です。」

尋ねられたルファディエルはロイドに視線を向けて言った。

「………………………襲撃場所は鉱山町マインツ。時期は………恐らく今夜か数日以内の夜かな。」

視線を向けられたロイドは考え込んだ後、真剣な表情で答えた。

「場所がマインツで、時期が近い理由と襲撃する理由は?」

「……マインツを含めた襲撃された3ヶ所を考えるとルバーチェにとって一番利益があ
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