第23話
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に確認するわ。警察がルバーチェに手を出せない理由は何かしら?そして警備隊が何故、満足な結果を出していないという理由だけで鉱山町から引き揚げる事になったのかしら?」
尋ねられたルファディエルはロイド達を試すような視線で見回しながら尋ねた。
「ルバーチェに警察が手を出せない理由は彼らが有力者と繋がっている事が最大の理由ですが…………あ!」
「………そういう事か!」
「………確かにそれが理由なら今回の事件の不可解の部分がいくつか繋がりますね………」
尋ねられたエリィは不思議そうな表情で答えた後ある事に気付き、ランディとティオは納得した様子で呟き
「ルバーチェが何らかの理由や方法で狼型の魔獣を操り、その実験も十分になって、これ以上騒ぎを起こす気もないからエレボニア派議員に連絡して、警備隊を引き揚げさせる指示を警備隊の司令に出したのか!」
「エレボニア派議員と深い繋がりがあるあの腰巾着野郎なら簡単だわな。」
ロイドは詳細な答えを言い、ランディはロイドの説明を補足した。
「なるほどな……………」
「そ、そんな………でも、その推測なら魔獣が私達の動きを察知している事にも納得できますね………ルバーチェが狼型の魔獣を操っているのなら私達の動きも筒抜けでしょうし………」
一方ロイド達の話を聞いたセルゲイは納得した様子で頷き、ノエルは驚いた後複雑そうな表情で呟き
「………なるほど、彼らか。………フフ、それにしても噂通りとてつもない推理力を持っている方ね。よくこれほどの実力を持つ捜査官を新人だらけの特務支援課に所属させられたわね?今の推理を聞いて思ったけど、どう考えてもエリートと名高い一課でも彼女程の実力はないんじゃないの?一体どんな手を使ったのかしら?」
ソーニャは頷いた後口元に笑みを浮かべてセルゲイに視線を向け
「クク………確かに一課に所属させる話も上がったが、奴にその話を持っていった所で断られる事は最初からわかっていたからな。だったら、契約主であるロイドと同じ課なら奴も警察にその知恵や力を発揮してくれるだろう?」
視線を向けられたセルゲイは不敵に笑った後答えた。
「フフ………それほどまでに警察は彼女を取り込みたかったのね………まあ、こうして彼女の実力の一端がわかった今ならその気持ちはわかるわ。」
セルゲイの話を聞いたソーニャは口元に笑みを浮かべた後頷いた。
「……本来ならヒントもなしに貴方達に答えに辿りついて欲しかったのだけどね………まあ、事件の依頼者である副司令の手前もあったし、それに今度はルバーチェを直接捕える策の為には彼女達の力が必要不可欠だしね。………せめてルバーチェが魔獣を操る理由に関しては貴方達だけで辿り着きなさいよ?」
「うん、ここまで教えてもらった
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