第22話
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なぁ………」
「暖かくって包容力があって頼りがいもあって……ふふ、とっても素敵な人ね。」
「はは………そう言ってもらえると嬉しいよ。ルファ姉同様、世話になってきた人だからさ。」
ランディとエリィのセシルに対する感想を聞いたロイドは優しげな微笑みを浮かべ
「………それで、ロイドさん。セシルさんとは実際にはどういう関係なんですか?」
ティオは興味深そうな様子でロイドに尋ねた。
「へ……」
ティオの質問を聞いたロイドは驚いてティオを見つめ
「そうね………ちょっとだけ気になるわね。あなた、ルファディエルさんと接しているのと同じくらい弟君って雰囲気だったし。」
エリィは微笑んだ後、口元に笑みを浮かべてロイドを見つめ
「な、なんだそりゃ………」
「フフ、姉としてはセシルの方が上だけどね。」
見つめられたロイドは戸惑い、ルファディエルは微笑んでいた。
「ロイド、てめえ………!ルファディエル姐さんがいるにも関わらずあんな素敵なお姉さんとベタベタ甘々な関係ってか!?そうだよな!?そうに違いない!なんせ、お風呂を一緒にした仲だものな!うらやましい!身体を交換してください!」
(クク………嫉妬はみっともないよ、ランディ。)
ランディは悔しそうな表情でロイドを睨んで言い、その様子を見ていたエルンストは口元に笑みを浮かべていた。
「出来ないから。それに言っておくけどセシル姉、恋人がいるからな。」
「ガーン!!」
「えっ、そうなの?」
「………………」
そしてロイドの話を聞いたランディはショックを受け、エリィは意外そうな表情をし、ティオは驚きの表情でセシルが入って行った病院棟を見つめていた。
「クッ………あんな素敵なお姉さんとイチャイチャできるうらやまけしからん男はどこのどいつだ!?」
「あのなあ…………ただ、セシル姉、恋人の詳しい事に関しては教えてくれないんだよな…………話を聞いている感じ、リベールに住んでいる裕福な人みたいなんだけど………」
悔しそうな表情で言ったランディの言葉を聞いたロイドは呆れた後、考え込みながら答えた。
「あら………あれだけ親しいのに教えてくれないんだ………」
「………………」
「おのれ………!まさか金でセシルさんの心を騙しているのか!?」
ロイドの説明を聞いたエリィは意外そうな表情で呟き、ティオは真剣な表情で考え込み、ランディは悔しそうな表情で言った。
「セシル姉に限ってそれはないって。」
「ええ。あの娘はかなりの天然だけど人を見る目はあるわ。」
そしてロイドとルファディエルが答えたその時
「あの………ちょっと用事ができたので、待っていて下さい。すぐに終わらせてきま
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