第21話
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てるの。奥には先生方が詰めている研究棟なんてのも建っていてね。」
「なるほど………要するに魔獣が出るような場所じゃ有り得ないってことッスね?」
「飛行型の魔獣なら可能性はあるけど………でもそれだと狼型の魔獣には当てはまらないわね………(クリエイターのように魔獣同士が合体した存在なら話は別だけど………)」
「ええ……警備隊の人たちも最終的にそう判断したみたい。でも、やっぱりどこか納得行かなかったんでしょうね。貴方達に調査をお願いしているところを見ると。」
ランディとルファディエルの言葉に頷いたセシルは真剣な表情でロイド達を見回した。
「い、いや〜……どうかな。正直そんなに期待されてはいないと思ってるけど………」
「ふふ、謙遜しないで。クロスベルタイムズを読んだけどすごく頑張ってるみたいじゃない?」
謙遜している様子のロイドを見たセシルは微笑みながら言った。
「あ………そうか、あの旧市街の事件か。」
「ですが、最新の記事には私達が解決したまでは…………」
「ふふ、そう書かれてないけど頑張ってることは伝わってきたわ。それに、ちょっと前までうちに怪我をしていた男の子たちが入院していたんけど………お見舞いに来た仲間の子達からちょっとだけ話を聞いちゃったの。貴方達に大きな借りを作っちゃったて。それと最近のクロスベルタイムズでは貴方達の活躍は結構頻繁に載っているわよ。」
「そ、そうだったんだ………」
「ふふ、面白い偶然ですね。」
セシルの話を聞いたロイドは驚き、エリィは微笑み
「いや〜、照れちゃうなぁ。」
ランディは嬉しそうな表情で呟き
「ランディさんはそれほど活躍してないと思いますが………それに、あの事件を解決できたのはルファディエルさんのお蔭のようなものですし、後私達が有名なのは全てルファディエルさんやメヒーシャさん達のお蔭じゃないですか………」
ティオは冷静な表情で突っ込み
「フフ、私は少し力を貸しただけよ。最終的に事件を解決したのは貴方達よ。それに貴方達だって『支援要請』を確実にこなしていっているのだから、有名になったのが全て私達の影響だと思わなくていいわ。」
ルファディエルは微笑みながらロイド達を見回した。
「でも、そうね………この先は、実際に被害にあった人から直接聞いた方がいいかもしれないわね。」
「うん、できれば紹介してほしい。それと………実際の現場を調べておきたいかな。」
「わかった。どちらも案内するから任せて。」
ロイドの言葉に頷いたセシルはソファーから離れて立ち上がった。
「あっと………セシル姉、時間の方は大丈夫?」
「うん、ちょうど今は休憩時間になっているから。それじゃあまずは、病院棟の2階に行きましょ
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