第21話
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相変わらずね……)
(かかかっ!貴重な天然ッ娘を既にキープしているとはさすがはロイドだな!)
その様子を見ていたルファディエルは溜息を吐き、ギレゼルは陽気に笑い
「クスクス……」
「なんだか…………ユニークなお姉さんですね。(本当にティナさんが生まれ変わった人なんでしょうか?何と言うか………性格が全然違って、とてもそうには思えません………)」
「は〜、天然なところも素敵だ……」
エリィは微笑み、ティオは興味深そうな様子でセシルを見つめ、ランディは嬉しそうな表情でセシルを見つめていた。
「そういえば、ロイド。ルファディエルは?今は一緒じゃないの?」
「いや、今も一緒にいるよ。―――ルファ姉。」
「………こうして顔を合わせるのは久しぶりね、セシル。」
そしてセシルに尋ねられたロイドはルファディエルの名を呼び、呼ばれたルファディエルは人間の姿で現れてセシルに微笑んだ。
「フフ、久しぶりね。それにしても貴女は全然変わった様子が見えないわね。」
「あのね………私が天使だって事をもう忘れたの?天使は寿命は関係ないから、これからもずっとこのままよ。」
「ハア……歳を取らないことといい、ロイドとずっと一緒にいれる事といい、本当に羨ましいわ〜。私もできる事ならずっとロイドの面倒を見たいのに………」
「もう……そうやってロイドを甘やかしていたら、ロイドはいつまでたっても一人前になれないわよ?」
「むう……ルファディエルだって人の事は言えないじゃない。職場を含めて色んな所でロイドの面倒を見ているんだから。」
「フウ……それは貴女が頼んだ事でしょう?貴女に嫉妬される筋合いはないわよ。」
「それでも納得できない所があるのよ…………そう言えば貴女は今はどこで寝泊まりしているの?ロイドは職場の寮のようだけど………」
「私はロイドと契約して、ロイドの身体の中にいるから、部屋は一緒………と言うべきかしらね?」
「え!じゃあ、前みたいに一緒のベッドでロイドと寝ているの!?ルファディエルばっかりズルいわよ………」
「私の話はちゃんと聞いていた?私はロイドの身体の中にいるだけで前みたいに一緒のベッドでは寝ていないわよ。第一、以前クロスベルで暮らしていた時でも私はそんなに頻繁にロイドと一緒のベッドに寝た事はないわよ…………貴女こそ、私がロイド達に世話になるまでに時々ロイドと一緒にお風呂とか入った事があるんでしょう?それと比べたら、大した事ないわよ。」
「え〜………それは私と貴女とロイドの3人で一緒に入って身体の洗いあった事で無効になったじゃない。第一、貴女だってロイドと一緒に入っていた事があるじゃない。」
「ちょっ!?セシル姉!ルファ姉!ストップ!!頼むからも
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