第21話
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ルは………)
(かかかっ!今の内に押し倒して、大人の男になっちまえ!)
女性とロイドの様子を見ていたルファディエルは微笑み、ギレゼルは陽気に笑っていた。
「あ、あの〜………」
一方受付嬢は恐る恐る話しかけ
(な、なんていうか………)
エリィは苦笑し
(想像以上に甘々ですね………)
ティオは呆れ
(おのれロイド……!ルファディエル姐さんがいながらあんな素敵なお姉さんを……!)
ランディは悔しそうな表情でロイドを睨んでいた。その後ロイド達は女性に事情を話し、看護師寮の食堂で自己紹介をし合った。
「――――初めまして。セシル・ノイエスといいます。ふふ、どちらかと思ったけどロイドの同僚さんだったんですね。」
「は、はい……エリィ・マクダエルです。」
「どうも………ティオ・プラトーです。(セシル・ノイエス………確かその人の名前はティナさんが生まれ変わった人の名前のはず…………まさかこの人が?)」
「ランディ・オルランドっス!どうぞお見知りおきを!」
「ふふ、よろしくね。はあ………でも、私ったら慌てんぼうね。てっきりロイドが彼女を連れて遊びに来たかと思っちゃったわ。」
エリィ達の自己紹介を聞き、微笑んだ女性―――セシルは溜息を吐いた。
「ちょ、何を言い出すのさ!?」
一方セシルの言葉を聞いたロイドは慌て
「だって、3年ぶりでしょう?彼女の一人や二人くらい作ってお姉ちゃんに紹介してくれるのかな〜って。はっ、ひょっとして本当に付き合っているけど仕事だから隠しているとか……ご、ごめんなさい。悪い事をしちゃったわね。」
「あ、あのねぇ………」
セシルの話を聞いたロイドは呆れた様子で指摘しようとしたが
「それで………どっちと付き合ってるの?エリィさん?ティオちゃん?それとも2人いっぺんにとか……」
セシルは話をロイドの様子に気付かず話を進め
「だから違うってば!」
「2人じゃないとするとルファディエルかしら?そうよね、一緒に暮らしていたら姉弟とはいえ、愛が芽生えてもおかしくないものね……お姉ちゃんは応援させてもらうわ、ロイド。ルファディエルとは血の繋がった姉弟ではないから誰にも反対されないから、安心して付き合っていいわよ。種族は違えどルファディエルはとてもいい女性なんだから絶対に離しちゃダメよ!」
「いやいやいや!ルファ姉と俺なんて釣り合わないから!」
「はっ…………も、もしかしてそこの彼と………ううん、私もそういうのには理解のある姉でいたいから………全力で応援させてもらうわっ!」
「いや!そこは反対するところだから!?」
暴走してその度にロイドに突っ込まれた。
(ハア……こういう所も
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