第21話
[1/12]
しおりが登録されていません
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜ウルスラ病院・受付〜
「ようこそ、ウルスラ病院へ。今日は外来ですか?それともお見舞いでしょうか?」
「あ、いえ……クロスベル警察、特務支援課のロイド・バニングスといいます。今日は、捜査任務のためにこちらに伺わせていただきました。」
受付嬢に尋ねられたロイドは捜査手帳を見せて説明した。
「あ、警察の方だったんですか。捜査と言いますと………やはり例の魔獣騒ぎでしょうか?」
「ええ………自分達の方でも調べるように警備隊から要請がありまして。関係者に一通り話を聞かせていただければと。」
「ふふ、わかりました。そうですね、病院長は留守ですし、看護師長をお呼びしましょうか。」
「そ、その……実はですね。個人的な知り合いがこちらに勤めていまして………その人がお忙しくなければ、案内してもらおうと思いまして………」
受付嬢に尋ねられたロイドは緊張した様子で答え
(何だか緊張してますね………)
(そりゃ、ナースのお姉さんで美人とくりゃ緊張もするだろ!)
(それは貴方だけでしょう……)
その様子を見ていたティオ達は小声で会話をしていた。するとその時
「――――ロイド?」
女性の声が聞こえ、声が聞こえた方向にロイド達が視線を向けるとそこには一人の看護師の女性がいた。
「……………………」
女性は驚いた表情でロイドを見つめ
「あ……………」
「おおっ!?」
「………綺麗な人…………」
「……ぐらまーです……」
女性を見たロイドは呆け、ランディは驚き、エリィとティオは女性の整った容姿や普通の女性より優れているスタイルを見て驚いていた。
「あら、セシルさん。ちょうど良かった。こちらは警察の方だそうで………」
女性に気付いた受付嬢は女性に伝え、ロイドは女性に近づいた。
「えっと………その。いきなりゴメン…………先に連絡すればよかったかな。」
女性に近づいたロイドが緊張した様子で言ったその時
「…………っ……………!」
女性はロイドに抱き付いた!
「ちょ、セシル姉………!?」
「やっと………やっと会えたわね。お帰りなさい…………本当に久しぶりね、ロイド………」
抱き付かれて戸惑っているロイドに女性は嬉しそうな表情で言った。
「う、うん………会いにいけなくてゴメン。しばらくずっと忙しくてさ………そ、それより、さすがに少し恥ずかしすぎるんですけど………
「………いいからこのままお姉ちゃんに抱き締められてなさい。ふふっ……背もこんなに高くなって…………前に別れた時は私と同じくらいだったのにね………」
「そ、そりゃあ、育ち盛りの3年間だったし…………」
(フフ……相変わらずの様子ね、セシ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ