第6章
体育館裏のホーリー
第108話 体育祭の練習、開始!
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
しているライニー強引に連れて、俺も障害物競争の練習を始める。
ちなみに、練習中にバランスを崩したイッセーがアーシアの胸を鷲掴みにするなんて事が起きたが、アーシアは怒るどころか一言言って欲しいなんて言っていた。
……アーシアがエロくなってる一番の要因って、イッセー、お前なんじゃねえのか?
俺はそんな気がしてならなかった。
ー○●○ー
「……アーシアの嫁入りが夢で良かったよ……」
朝食の場で、イッセーは安堵する様に言う。
どうにも、アーシアがディオドラの下に嫁入りする夢…本人にとっては悪夢を見たみたいだ。余程ショックだったのか、目尻に涙が溜まっていた。
「夢だけにしたいわね」
「え?」
「アーシア宛に大量のラブレターが届いてたんだよ。送り主は言わなくても分かるだろ?」
「……ディオドラ」
俺と部長はは無言で頷く。
イッセーの家が豪邸になってから、そこで朝食を摂る事が当たり前みたいになり、朝食の準備を積極的に手伝う事も当たり前になったのだが、ディオドラが現れてから毎朝、イッセーの家に来る度に大量の手紙を処分してる部長と鉢合わせしては処分の手伝いをしていた。
「……あれから毎日毎日、何かが届けられていて……」
送られてくるのは手紙だけじゃなく、映画のチケット、食事の誘い、商品券の他大きな物などもあった。この短時間でよくこれだけ用意できたものだ。流石は貴族ってか?
「……すみません……」
迷惑を掛けていると感じているのか、アーシアは毎回毎回謝っていた。
「貴女が謝る事じゃないわ」
「その通りですわ」
「……迷惑を掛けているのは向こうの方です」
他の部員もアーシアが気にする事じゃないと言うが、アーシアの表情は優れない。
「本当に困ったお坊ちゃんね」
「アーシアにプロポーズしたかと思えば、こんなマネまでしてたのか!?あいつめ!」
「まあ、処分の方は部長と俺達に任せて、二人は体育祭の二人三脚の方に集中してろ」
「ああ、分かったよ」
「はい、お願いします」
それにしても大丈夫なのか?ここまでする奴だ。ヘタをすれば、強引な手段に出かねないんじゃねえのか?
俺はそんな不安がよぎるのだった。
ー○●○ー
「「おいっちに!おいっちに!おいっちに!おいっちに!」」
「うん、大分良い感じだね」
「ああ、一度軽く走ってみたらどうだ?」
俺は現在、イッセーとアーシアの二人三脚の朝練に付き合っていた。
俺以外にもゼノヴィアとユウも来ていた。
「悪いな、三人とも」
「練習にお付き合いさせてしまって」
「気にしなくて良いよ」
「ああ」
「俺達の方はだいたい仕上がってるしな」
俺達の方は身体能力の高さや鍛
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ