第36話
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わよ♪」
一方尋ねられたレクターはふざけた様子で呟き、レクターの様子を見たキーアははしゃぎ、レンはからかいの表情で指摘した。
「はは………本当に助かりました。―――みんな、一か八か玄関の方に行ってみよう………！さっきの誘導で手薄になってるかもしれない！」
「ええ………！」
その後ロイド達は玄関に急いだ。するとそこにはマフィアが2人しかいなかった。
（よし、あの数なら………！）
（強行突破しましょう………！）
（行こうか………！）
（ふふっ、先制攻撃で一気に決めましょう♪）
物陰に隠れて様子を伺ったロイド達は武器を構えて走り出し
「ん………？」
「え………」
ロイド達の足音に気付いたマフィア達は不思議そうな表情で振り向いた。するとそこにはいつの間にか武器を構えたロイド達がいた！
「なっ………！？」
「外に出たんじゃ………！？」
ロイド達の登場にマフィア達が戸惑ったその時！
「遅い………！そこっ！！」
「「ぐあっ！？」」
エリィが二丁の銃による早撃ちで広範囲を攻撃するクラフト―――ダブルクイックを放ってマフィア達を怯ませ
「四の型・改――――紅葉散華！！」
「「ギャアアアアアアアアッ！？」」
レンがすれ違いざまに放った二振りの小太刀の抜刀によって発生した無数の鎌鼬を受けると悲鳴を上げ
「そこだっ！！」
「ひゅっ………！！」
「「ガッ！？………………」」
その隙を狙ったロイドはトンファーで、ワジは拳でマフィア達の腹に強烈な打撃を命中させて気絶させた！
「ええい、騒がしいぞ！まだ見つからんのか―――」
ロイド達が電光石火の連携でマフィア達を気絶させたその時男の声が聞こえた後、オークション会場からマルコーニ会長が姿を現した。
「な………お、お前達は！？」
ロイド達を見たマルコーニ会長は驚き
「あ、まるっこいヒト！」
「マルコーニ会長………！」
キーアはマルコーニ会長を見て声を上げ、エリィはマルコーニ会長を警戒した。
「問題ない！このまま脱出するぞ！」
するとその時ロイドはマルコーニ会長には目もくれず、エリィ達に指示をし
「アリヴェデルチ（さようなら）！」
「うふふ、次はどんな形で会う事になるのかしらね♪」
ワジとレンはそれぞれ口元に笑みを浮かべてマルコーニ会長を見つめて去り際の台詞を口にした後ロイド達と共に屋敷を脱出した！
「…………な、な、な………何をやっておる、お前達！起きろ、起きんか！ええい………ガルシアは何をやっておる！？」
一方ロイド達の行動を呆けて見ていたマルコーニは我に返った後、気絶し
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